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年次イベントで最新機能を紹介、パナソニックはIoTサービスでのテスト自動化事例を披露

テスト自動化の進化を支える“4つの柱”、AI、ローコード…… mabl共同創業者が説明

2023年11月27日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ローコードのテスト自動化ツールを提供するmabl(メイブル)は2023年11月22日、日本向けの年次イベント「mabl Experience 2023 Japan」をオンラインで開催した。

 キーノートにはmabl 共同創業者のイジー・アゼリ氏が登壇し、同社が提唱する「品質エンジニアリング」を実現するための4つの戦略を説明したうえで、mablの最新機能である「モバイルアプリテスト」や「パフォーマンステスト」を紹介した。

 またmablの導入事例セッションでは、パナソニック エレクトリックワークス社でマンション管理IoT化サービス「モバカン」の品質向上に携わる佐藤正紀氏、市川久史氏が登壇。旧来のハードウェアビジネスからIoTサービスビジネスへと移行するなかで、ハードウェア単体ではなくハードウェア+Webシステムの連携テストが必要になった近年の状況をふまえつつ、そうした連携テストにおける同社でのmabl活用方法を紹介した。

(左)mabl 共同創業者のイジー・アゼリ(Izzy Azeri)氏 (右)導入事例を紹介した、パナソニック エレクトリックワークス社 電材&くらしエネルギー事業部 品質革新センター テストチームリーダーの佐藤正紀氏(左)、同センター テストマネージャーの市川久史氏(右)

品質保証から「品質エンジニアリング」への進化と成熟を支援するmabl

 mablでは、開発パイプライン全体を通じてアプリケーション品質の向上と顧客体験の改善を継続的に目指す「品質エンジニアリング(QE)」のコンセプトを提唱している。従来の「品質保証(QA)」は開発プロセスの1ステップにすぎないが、品質エンジニアリングでは開発/デプロイ/本番実行のすべての段階でテストを行い、そこで得られたデータも活用することで、継続的な品質改善を目指す。

 この品質エンジニアリングの取り組みでは、テストの自動化、CI/CDへの自動化テストの組み込み、テストを通じた品質指標(レスポンスタイムなど)の取得といった、段階的な成熟が必要となる。

mablが提唱する「品質エンジニアリング(QE)」の定義

品質エンジニアリングの成熟に向けたジャーニーと、CI/CDパイプライン各ステップへのmablのテスト機能の組み込み例

 アゼリ氏は、現在の企業が取り組むDX、DevOps、モダナイゼーションといったトランスフォーメーション(変革)は、「すべて品質エンジニアリングが主導するもの」との考えを述べ、品質エンジニアリングを通じて顧客企業のトランスフォーメーションを支援するツールを提供していくのがmablのミッションであることを強調する。

デジタル(DX)、DevOps、モダナイゼーションのいずれのトランスフォーメーションにおいても、その中心には「品質」があると説明

 mablが提供するローコードテスト自動化ツールは、国内でもすでに成果を生んでいる。その例として、ヘルステックのUbieにおけるCI/CDパイプラインへの自動化テストの統合、メディアサイトのnoteにおけるテスト作成時間の70%削減、不動産テックのGA TECHNOLOGIESにおけるテストカバレッジの80%拡大といった成果を紹介した。

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