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ChatGPT対抗の本命「Claude 2」ついに日本でも利用可能に

2023年10月18日 13時30分更新

文● 田口和裕

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 Anthropicは10月16日(現地時間)、同社が公開するAIチャットボット「Claude 2」の公開範囲を日本を含む世界95の国と地域に拡大したことを明らかにした。

リストにEU加盟国なし

 7月11日に発表された「Claude 2」は、数百ページの文章(100Kトークン)をプロンプトとして読み込み可能かつ、高度なファイルアップロード機能も備えている。ChatGPT対抗馬の本命とみなされることも多い。

 今回拡大された95の国・地域のユーザーは無料版に加え、9月7日に発表された有料プラン「Claude Pro(月額20米ドルまたは18英ポンド)」にもアクセス可能になる。

 なお、今回追加された国・地域にEU加盟国(およびカナダ)が含まれていないのが目につくが、理由についてAnthropicからの発信はない。おそらく法整備などの調整中であることが考えられる。

アマゾンが最大40億ドル投資を発表

 9月24日には、米アマゾンが最大40億ドルを投資し、Anthropicの少数株主になるという発表があった。

 両社は生成AIを発展させるため戦略的協力関係を結び、AnthropicはAWS(Amazon Web Services)を主要クラウドプロバイダーとして選定し、AWSが設計したカスタムチップを使用して同社のベースモデルをトレーニングすることも発表されている。

 そもそもAnthropicは、OpenAIの元研究幹部によって設立されたスタートアップだ。Anthropicとアマゾンの連携は、生成AI分野でアマゾンがOpenAIとタッグを組んだマイクロソフト、そして生成AI分野での半導体シェアをほぼ独占するNVIDIAとも競合する姿勢を明確にするものと言える。

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