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新型「センチュリー」は日本のおもてなしと匠の技が融合した選ばれし者の車

2023年09月09日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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◆パワートレインはV6・3.5Lのハイブリッド

エンジンフードを開けたところ

エンジンカバーにも鳳凰のマーク

充電ポート

 パワートレインは前後にモーターを配置したV6・3.5Lのプラグインハイブリッド。通常はBEV(バッテリーEV)として動作するが、長距離移動などではHEV(ハイブリッドEV)として動作する。システム出力は公開されていないが、エンジンは最高出力262馬力/最大トルク34.2kgf・m、前モーターが最高出力182馬力/最大トルク27.5kgf・m、後モーターが最高出力109馬力/最大トルク17.2kgf・mとのこと。搭載するリチウムイオン電池の容量は51Ah。充電ポートは用意されているが、家庭用ACのみで、急速DC充電には非対応。

 運転席は従来の木目調パネルから一転し、重厚ながらもモダンな雰囲気へチェンジ。センターコンソールを高めにしてコクピット感を演出し、ドライバーズカーとしても楽しめる車であることを予感させる。ちなみに、四輪操舵システムを搭載しているので、取り回しの良さと自然なハンドリングを実現するほか、後席に座られている方が気づかないくらいスムーズな車線変更が可能で、停止時の揺り戻しを抑えるブレーキ制御支援も搭載しているとのこと。

 ショーファーカーで重要なリアシートを見ると、セダンは乗車定員が5人であるのに対し、本モデルはファーストクラスのようなキャプテンシートを採用しているため4名へと減少。フルリクライニングに対応するほか、アームレストからテーブルが取り出せるなど、快適な室内空間を提供している。またリアドアガラスに、ボタンひとつで白のスモークに早変わりする調光機能付きのプライバシーガラスを採用するほか、スマホライクな車両リモコンを用意。オプションでワインクーラー(20万円)を設定するなど、イマドキのショーファーカーに搭載されている機能は一通り網羅されている。

パワースライドドア仕様も選択可能!

 乗降性にも配慮されている。ドアは最大75度まで開閉し、さらにオート電動格納式ステップを用意。オーダーによってはパワースライドドア仕様も選択できる。

 またドライバーズカーとしての楽しみを予感させるGRMN(GAZOO Racing tuned by Meister of Nurburgring)仕様も選択できる様子。こちらはカーボンパーツが多様され、より一層のすごみをもたせていた。

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