完成度が高まったGalaxy Z Fold5と
中国の折りたたみスマホ2台を比較!
サムスンが発表した「Galaxy Z Fold5」はヒンジ部分の改良などにより、前モデルよりサイズは薄くなり、重量も軽量化されています。しかし、海外を見れば中国メーカーがより薄型軽量なモデルを出しているのです。今回はグローバル市場でも発売中・発売予定のファーウェイ「Mate X3」、HONOR「Magic V2」とGalaxy Z Fold5の外観を比較してみました。
まずは閉じた状態での比較。ディスプレーのサイズは以下の通り。Galaxy Z Fold5はかなりスリムです
・HUAWEI Mate X3:6.4型 2504×1080ドット
・Honor Magic V2:6.43型 2376×1060ドット
・Galaxy Z Fold5:6.2型 2316×736ドット
背面を見るとカメラのデザインはかなり異なります。カメラの性能はMagic V2が一歩リードしています。
・HUAWEI Mate X3:広角50MP、超広角13MP、望遠 5倍12MP
・Honor Magic V2:広角50MP、超広角50MP、望遠 2.5倍20MP
・Galaxy Z Fold5:広角50MP、超広角12MP、望遠 3倍10MP
本体サイズはMate X3、Magic V2が10mm前後とかなり薄く、重量も230g台と一般的なハイエンドスマートフォンと変わらない重量です。開いた状態では比較写真は撮れなかったので、スペックだけを比較します。
■開いた大きさと重量
・HUAWEI Mate X3:156.9×141.5×5.3mm、239g
・Honor Magic V2:156.7×145.4×4.7mm、231g
・Galaxy Z Fold5:154.9×129.9×6.1mm、253g
■閉じた大きさ
・HUAWEI Mate X3:156.9×72.4×11.1mm
・Honor Magic V2:156.7×74.1×9.9mm
・Galaxy Z Fold5:154.9×67.1×13.4mm
サイズと重量だけを見ると、中華2モデルがかなりライトな仕上がりになっていることがわかります。一方、本体を閉じた大きさではGalaxy Z Fold5は2機種よりも細くなっています。そのため手で握ったときの感覚は、Galaxy Z Fold5はスペックの数値ほどの重量を感じず、むしろ握りやすいという印象を受けます。
ほぼサイズが似通っているMate X3とMagic V2ですが、側面はカーブの強い曲面仕上げにしています。そのため握ってみると数字以上に薄く感じます。3モデルともスペック上のサイズと、実際に持った時の感覚はいい方向にだいぶ異なっているのです。
サイズだけを比べると中国2製品の圧勝に見えますが、今度はヒンジの性能を比べてみます。ヒンジを開いて途中の角度で止めても使えるフレックスモードを試してみると、Mate X3はある程度まで開くのに対し、Magic V2は90度を少し超えたあたりから止まりません(完全に開いてしまう)。Galaxy Z Fold5はかなり広い角度でも止めることができます。
3モデル一長一短がありますが、サムスンを追いかける中国2製品のデキがかなり良いことには驚かされます。一方で、サムスンは毎年着実に製品を改良・進化させており、総合的な使いやすさでは一歩リードしています。このように複数メーカーから製品が登場し、競争が激しくなっていけば、折りたたみスマートフォンの普及もさらに進んでいくでしょう。
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