創業者が幼少時代の奉公生活のときに思い描いた団らん
創業者である菊池武範氏は、1948年に、「恩恵拝謝」、「最良品質」、「清掃整頓」など、32項目にわたる社是社訓を制定した。2013年には、これをバリュー、ミッション、ビジョンとして再構築。ビジョンは、「世界中に幸せな団らんを広める」とした。
菊池社長は、「タイガー魔法瓶の原点は、創業者が幼少時代の奉公生活のときに思い描いた『母親が淹れてくれた、あの一杯の温かなお茶が飲みたい』という団らんへの憧れにある。そして、コロナ禍では、友人や家族と食事を楽しむ機会が減り、食卓を囲むことや、日常の何気ない団らんが、当たり前ではなくなるという経験をした人も多い。これは、団らんとは、貴重であり、大切なひと時であったと再認識する機会となった」と前置きし、「世界中に幸せな団らんを広めることを理念とするタイガー魔法瓶は、食や環境、安心安全といった課題を解決すべく、『幸せな団らんのひと時をサポートする』ことを、キーワードに掲げた。幸せな団らんのひとときをサポートするために、タイガーは100年に渡って、電気を使わずに熱いものを熱いまま、冷たいものを冷たいまま保温、保冷する『真空断熱技術』と、電気を使い温度を制御する『熱コントロール技術』による熱制御テクノロジーによって価値を創り上げてきた。これらの技術があるからこそ、『団らんをサポート』、『心躍る美しさを日常へ』、『独創技術で卓越した美味しさ』を備えた商品を価値として提案できる」とする。
そして、「次の100年も必要とされる企業であり続けるには、お客様や社会が求める問題解決を図ることが不可欠であり、タイガーだからこそ解決すべき課題、タイガーらしい方法でしか解決できない課題を想定し、それに集中的に取り組む」と述べた。
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