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モトローラの新スマホは折りたたみ&軽量高コスパ機の2台! 実機をチェック

2023年07月12日 09時00分更新

文● オカモト/ASCII

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 モトローラから登場した新SIMフリー機「motorola razr 40 ultra」「motorola edge 40」。ともに7月21日に発売する。折りたたみのハイエンド機と軽量&FeliCa搭載が特徴のミドルハイ機という位置づけの2機種について、スペックと発表会での実機写真を中心に見ていく。なお、通信事業者からはIIJmioが独占で提供。MNPでの契約を前提にした特価販売も実施している。

motorola edge 40

モトローラから新機種2製品が発表。人気が出そうなのが、ミドルハイの「motorola edge 40」だ

アウト側のディスプレーが便利な縦折り型折りたたみ機
「motorola razr 40 ultra」

 まずはrazr 40 ultra。海外では標準モデルの「razr 40」も用意されているが、フラグシップ的な存在として、最上位モデルが日本に導入された形だ。

 外観を見ると、初代RAZR以来の下部のアゴのような部分はなくなり、ライバルの縦折り型折りたたみスマホに似たスタイルに。ただし、アウト側に1:1で3.6型という大型の有機ELパネルを搭載。カメラが若干邪魔ではあるものの、通常のAndroidアプリがこちらの画面でも動作する。電卓アプリや決済アプリ、カメラや音楽再生などで便利に使えるとのことだ(1:1の画面での動作を考慮していないアプリでは操作が困難なケースもありえる)。

motorola razr 40 ultra

折りたたんだ状態のrazr 40 ultra。縦折りタイプながら、アウト側にもかなり大きいディスプレーが用意されている

motorola razr 40 ultra

開いた状態。22:9と縦長の6.9型ディスプレーが搭載される

motorola razr 40 ultra

カメラが面積を食っているものの、アウト側のディスプレーでも通常のAndroidアプリが動作する

 また、前モデルと異なり、折曲げを途中で止めた状態でも使うことができ、ハンディカムスタイルで動画撮影をしたり、離れた位置からセルフィーを撮影したり(手のひらを向けることでセルフタイマーが可能)と使い方が広がる。

motorola razr 40 ultra

ハンディカム風にカメラアプリを使う

motorola razr 40 ultra

テントスタイルでYouTubeを視聴

 開いた状態でのディスプレーは、22:9の6.9型有機ELで画面解像度は1080×2640。このディスプレーのリフレッシュレートは165Hzとゲーミングスマホ並み。ちなみにアウト側のディスプレーも144Hz対応で、ともに表示はヌルヌルだ。

 そのほか主なスペックは、Snapdragon 8+ Gen 1、8GBメモリー、256GBストレージ、1200万画素+1300万画素(超広角+マクロ)カメラ(イン3200万画素)、側面指紋センサー(+顔認証)、Android 13など。バッテリーは3800mAhとこの手の端末としては十分な容量で、30W急速充電やQiにも対応する。FeliCaは非搭載。ネットワーク面では、5Gでドコモ4.5GHz帯のn79をサポート。nanoSIM+eSIMのデュアルSIM仕様。カラバリはインフィニットブラックの1色。

motorola razr 40 ultra

側面の電源キーに指紋センサーも搭載されている

motorola razr 40 ultra

アウト側のもう片方はマットな質感

motorola razr 40 ultra

nanoSIM+eSIMでのDSDVは利用可能だが、microSDの増設には不可

 価格は15万5800円で、ヨドバシ.comなどの量販店系ECサイトでは同価格に10%のポイント還元で予約受付中。IIJmioでは一括購入で13万9800円だが、10月31日までの特別価格として11万9980円で販売。さらにMNPでの新規加入時のキャンペーン(7月31日まで)として、10万9800円で提供する。

motorola razr 40 ultra

前モデルにもあった機能だが、ケータイ時代のRAZR風の表示が可能。ここから電話をかけることもできる

motorola razr 40 ultra

タッチ&トライ会場には過去のRAZRも展示。こちらはドコモからM702iSとしてリリースされた。機能的には限定的なもののFOMA端末としては薄型だった

程よいサイズと性能に、防水&FeliCaも対応のミドルハイ機
ミドルクラスでは物足りない人向けの「motorola edge 40」

 つづいてはmotorola edge 40。4~5万円程度の(Snapdragon 695搭載の)ミドルクラス機では正直性能が物足りない、でもハイエンド機は手が届かないというユーザーに適した1台で、普段使いでゆとりある性能、それでいてお手頃、さらに防水・防塵、FeliCaにも対応した高コスパなミドルハイ機だ。

motorola edge 40

性能面はもちろん、横幅約72mm、重量約170gというサイズ感も○だ

 このedge 40だが、手にしたときの感覚も「ちょうどいい感」のある1台と言える。というのも、6.55型有機EL(20:9、1080×2400)を搭載しながら、横幅は約72mm弱、そして重量は約170gと比較的軽量に抑えられているためだ。背面の処理はイクリプスブラックとルナブルーで若干違いがあり、前者は人工皮革のしっとり感、後者はさらさらとした手触りのメタル素材となっている。なお、「edge」の製品名からもわかるようにディスプレーは曲面タイプ。リフレッシュレートは144Hz対応で、こちらも動作は非常にスムーズな印象だった。

motorola edge 40

イクリプスブラックとルナブルーでは背面の仕上げが異なる

 主なスペックは、MediaTek Dimensity 8020、8GBメモリー、256GBストレージ、5000万画素+1300万画素(超広角+マクロ)カメラ(イン3200万画素)、画面内指紋センサー(+顔認証)、防水・防塵(IP68)、FeliCa、4400mAhバッテリー(68W充電対応)、Qi対応、Android 13など。こちらはドコモ4.5GHz帯には非対応。

motorola edge 40

カメラはメインが5000万画素で、1300万画素の超広角カメラとの組み合わせ。超広角カメラはマクロ撮影にも対応する

motorola edge 40

マクロ撮影は標準の撮影モードから簡単に切り替えられる

motorola edge 40

リフレッシュレートは最大144Hz対応。通常は「自動」でいいだろう

motorola edge 40

カーブドディスプレーは好みの問題もあるが、持ちやすさという面ではプラス

 価格は6万4800円で、こちらも大手量販店サイトでは10%のポイント付き。IIJmioでは通常価格は5万7800円で、7月31日までのMNP限定特価は3万9800円と非常に魅力的だ。

  motorola razr 40 ultra motorola edge 40
ディスプレー 6.9型有機EL(22:9)
165Hz対応
3.6型有機EL(約1:1)
144Hz対応
6.55型有機EL(20:9)
144Hz対応
画面解像度 1080×2640
1066×1056
1080×2400
サイズ 約73.95×170.83×6.99mm
約73.95×88.42×15.1mm
約71.99×158.43×7.58mm
重量 約188g 約171g(イクリプスブラック)、約167g(ルナブルー)
CPU Snapdragon 8+ Gen 1 Dimensity 8020
内蔵メモリー 8GB 8GB
内蔵ストレージ 256GB 256GB
外部ストレージ
OS Android 13 Android 13
対応バンド 5G NR:n1/3/5/7/8/20/28
/38/41/66/77/78/79
LTE:1/2/3/4/5/7/8
/12/13/17/18/19/20
/25/26/28/32/34
/38/39/40/41
/42/43/48/66
W-CDMA:1/2/4/5/8
4バンドGSM
5G NR:n1/3/28/41/77/78
LTE:1/2/3/4/7/8
11/12/17/18/19/26
/28/38/39/40/41/42
W-CDMA:1/2/4/5/8
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6E Wi-Fi 6
カメラ画素数 約1200万画素
+約1300万画素
(超広角+マクロ)
イン:約3200万画素
約5000万画素
+約1300万画素
(超広角+マクロ)
イン:約3200万画素
バッテリー容量 3800mAh(30W対応) 4400mAh(68W対応)
Qi
FeliCa/NFC ×/○ ○/○
防水/防塵 ×/△(IP52) ○/○(IP68)
生体認証 ○(側面指紋、顔) ○(画面内指紋、顔)
SIM nanoSIM+eSIM nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C Type-C
イヤホン端子 × ×
カラバリ インフィニットブラック イクリプスブラック、ルナブルー
価格(SIMフリー版) 15万5800円 6万4800円
発売日 7月21日 7月21日
 

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