OpenAIは6月27日(現地時間)、同社のAIチャットボット「ChatGPT」のiOS版アプリをアップデート。月額20ドルのサブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」ユーザーは、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」を通してウェブ上にある最新の情報をブラウズ・取得できるようになった。
ウェブブラウジングで2021年以降の情報を取得
ChatGPTは訓練に使われたデータの関係上、基本的に2021年9月までの情報しか持っておらず、最新の情報について質問すると上記のようなメッセージが表示されていた。
だが、ブラウザ版のChatGPTにベータ版として搭載されたウェブブラウジング機能を使うことで、Plusユーザーに限られるがBing経由で最新の情報を取得できるようになった。この機能が今回の改修でiOS版アプリにも実装されたという流れだ。
ウェブブラウジングの使い方
iOS版ChatGPTアプリでBingによるウェブブラウジングを有効にするには、画面右上の「…」をタップして「Setting(設定)」画面を開き、「Browse with Bing」にチェックを入れる。
その後、画面上部のモデルスイッチャーから「GPT-4」、続けて表示されるドロップダウンメニューから「Browse with Bing」を選択すればよい。
質問を入力するとさっそくウェブブラウジングを開始する。
無事正しい回答が表示された。回答内の数字をタップすると出典となるウェブサイトがブラウザーで表示されるため、エビデンスとなる一次ソースの確認も容易だ。
なお、ChatGPTのスマホ用アプリは現在iOS版のみ。Android版は近日リリース予定とされている。