おいしい「コトモノ」レッツトライ! 第45回
IoT搭載「AO249A」を肉好き記者がレビュー
鶏肉をぐるぐる回して焼けるエペイオスの「ノンフライオーブン」を試してみたよ!
2023年05月30日 16時30分更新
こんにちは、アスキーグルメのナベコです。突然ですが鶏の丸焼きって憧れませんか? 鶏を丸ごと調理するのってなかなか大変。そこで今回、「EPEIOS(エペイオス)ノンフライオーブン」をご紹介。なんと丸鶏を使用したロティサリーチキンが簡単にできるんです!
EPEIOS ノンフライオーブンは、2022年5月に販売開始されたノンフライヤー搭載のオーブン。オーブン、ノンフライヤー、トースト、フードドライヤー、パン発酵と、6つの用途で使用できる優れもの。今回試してみたのは、調理アシストIoTを搭載した「AO249A」モデルです。直販価格で2万9999円。
パッと見、正方形のように見えるEPEIOSちゃんは、本体寸法幅330mm×奥行き370mm×高さ380mm。幅はよくある電子レンジより小さいくらいですが、奥行きと高さがあります。
庫内が14Lとノンフライヤーとしては大容量。ノンフライヤーって、大きさに対して調理可能な量が少ないイメージがあったのですが、比較的に大量な調理も楽々です。ファミリーで使うのに便利でしょう。
ロティサリーチキンを作ってみよう!
それでは実際に丸鶏を焼いてみましょう。
公式レシピを参考にして作りました。手順は以下の通りです。
ーー
【作り方】
1.鶏に塩コショウ、オリーブオイルを揉みこみ、30分寝かせてください。
2.鶏をロティサリーフォークに差し込んで固定します。
3.オーブンに設置し、220℃で40分焼いてください。
4.一旦鶏を取り出し、バターを塗って再度5分間焼いて焼き色を付けてください。
ーー
通販サイトで購入した丸鶏は約1.2kgで、ちょっとレシピより大きめでした。調理前の丸鶏は大迫力でした……!
ちなみに取り扱い説明書をみるとロティサリーフォークに取り付けられる肉の重量は最大1.2kg。1.2kg以上のカタマリ肉を使用する場合は、フライ用バスケット(別売り)が必要なようですよ。
なので塩コショウをたっぷりめに、さらに寝かせる時間も1時間以上取りました。
鶏肉をロティサリーフォークに固定するのは少し手間取りましたが、丸鶏は中心が柔らかいので串が思ったよりスムーズに入りました。固定したらオーブンにセットして、後は焼くだけです。
鶏肉に、塩コショウ、オリーブオイルを揉みこんで……。丸鶏はボールからはみ出てしまうくらいの大きさでやや苦戦。レシピより大きいので、塩コショウはたっぷりめに、さらに1時間以上寝かせて下味をなじませることにしました。
下味さえつけてしまえば後は焼くだけ。鶏肉をロティサリーフォークに固定するのは少し手間取りました。ロティサリーフォークは串の部分とフォークの部分が分かれていて、フォーク部分をいったん外して串に身を通して、両側からフォークにて圧をかけた上でネジにて固定します。
フォークでブスッと。これまたワイルドな作業! 丸鶏は中心が柔らかいので思ったより串がスムーズに通りました。固定したらオーブンにセットして準備は完了です。
IoT対応モデルの場合、加熱の温度や時間はスマホアプリ「EPEIOS Life」からセットできます(前もって連携が必要)。スマホ操作は調理するレシピを選んで、加熱温度などをアレンジするだけ。ただし、安全のため加熱開始は本体のボタン操作のみになります。
では、加熱スタート。「ブオーン」という駆動音と共にチキンが回り始めます!! おおおおお、お肉がぐるぐるぐるぐる!!
鶏肉ぐるぐる pic.twitter.com/qKDL1m7vV1
— ナベコ🍶 (@wagomunabe) May 30, 2023
実際に目のまえでお肉が回転すると壮観です。次第にポタリポタリと垂れていく油までまざまざと見られますから。
駆動音の正体のひとつは熱風。どうやら内部で熱風を巻き起こすことで食材を360℃から加熱しています。ちなみに駆動音ですが、一般的な電子レンジ以上にはうるさくなるけれど、家庭内で使用しても問題ないくらいですよ。
いやー、次第に焦げ色がついてくる鶏肉を眺めていると、どんどんお腹がすいてきます。
220℃で40分経過し、最後にバターを塗って5分焼いて出来上がり。パリッと表面が照りついた感じで出来上がりました。
焼き上がった鶏肉は、外はパリッと、中はしっとりしていて、まさに最高の仕上がり。余分な油は落ちているので、鶏肉にありがちなブニブニした感じは一切ありません。味付けは自体は塩コショウがメインでシンプルなのに、鶏肉の旨みが引き出されて、素晴らしいビールのお供になります。
ロティサリーポークも作れる
今度は、ロティサリーポークも試しました。500g程度の豚もも肉を使って調理してみましたが、豚肉の場合、チキンと違って身が詰まっているので、ロティサリーフォークの串を突き刺すのに一苦労。簡単には串が通らないので、竹串を使ったり箸を使ったりして、少しずつ穴を広げていってから串を通しました。
飯テロにつき閲覧注意
— ナベコ🍶 (@wagomunabe) May 23, 2023
お肉まわってます pic.twitter.com/pLqxYLuvhL
下準備はちょっと大変でしたが、こちらもロティサリーチキン同様に、しっかりと焼き色がつき、中までしっとりとしたおいしいローストポークになりました。カタマリ肉を焼くとそれだけでご馳走ですね!
この「EPEIOSノンフライオーブン」は、調理中に中が見えるのが楽しいですね。ロティサリーがぐるぐる回っている様子が見られて、それ自体がちょっとしたイベントに。家で丸鶏やカタマリ肉を調理したい人にオススメ。
また、ロティサリーだけでなく、高熱で調理できるため、ピザや唐揚げなどの温め直しも、作り立てのようなカラッとした食感に。ノンフライヤーとオーブンの機能が両方あるので、使ってみと予想以上に実用性が高いなと驚きましたよ。
あらためて製品仕様の紹介です。
ーー
型番:EPEIOS ノンフライオーブン「AO249A」
電源:100V~50/60Hz
電源ケーブル長:約1.2m 消費電力:1,400W
総庫内容量:14L
オーブン温度調節:50℃~220℃まで10℃単位
本体重量:9.6kg 総重量:11.8kg
本体寸法:幅 330mm×奥行き370mm×高さ380mm
庫内寸法:幅 260mm×奥行き270mm×高さ203mm
ーー
油・くず受け皿、ロティサリートング、ロティサリーフォーク、ワイヤーラック、メッシュバスケット、回転バスケットが付属しています。
油が落ちるので、油・くず受け皿は内部の床面に必ずセット。他は調理するものに応じて、ワイヤーラックを入れたり、メッシュバスケットを入れたりして使用できますよ。
操作パネルはこちら。タッチパネルになっています。電源ボタンを2、3秒ほど触れているとマシンが電源オンに。体感としてやや長めに押してようやく反応します。
オーブン温度は50℃~220℃まで10℃単位で調整可能。目安の時間は。例えばトーストで220℃ 6分、解凍は80℃ 10分、ピザで180℃ 10分など。タッチパネルにあらかじめプリセットのメニューがいくつか用意されています。
なお、スマホとはWiFiで連携します。スマホ側で「EPEIOS Life」アプリをダウンロード。WiFiに接続し、Bluetoothをオンにします。このタイミングで、EPEIOSノンフライオーブンの電源をオン。WiFiボタンを長押しにすることで検索可能になります。スマホアプリから「デバイス追加」で連携。
WiFiは2.4GHzのみ対応なので注意。スマホで接続しているのが5GHzなっている場合は切り替えておきましょう。
アプリでは様々なレシピが閲覧可能な他、レシピをカスタムしたり、これまで作ったレシピを保存したりできます。
なお、2021年6月に登場したIoT非対応の通常モデル「CP247A」は、直販価格2万8600円です。IoT対応の「AO249A」は2万9999円。価格がそこまで差があるわけではないので、そうしたらIoTモデルが良さそうだな……と、みんなが思うようですね、通販サイトを見るとIoT対応の「AO249A」のほうが品薄のようです。
ただスマホと連携しなくても本体操作の調理セットもラクラクなので、個人的にはIoT非対応でも十分に使い勝手が良さそうだと思いました。梅雨時期のリフレッシュおうち肉パーティーに検討してみては。
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