G-Master Spear X670Aをレビュー
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2023年05月31日 11時00分更新
インストール用のUSBメモリーを作成する
まず最初の注意点だが、約4.6GBのファイルをダウンロードできるインターネット接続環境とPCがなければ、OSをインストールするメディアが作れない。これがなければ始まらないので、用意できない人は家族や友人・知人に頼むか、ネットカフェなどを利用しよう。
UbuntuのインストールメディアはDVDかUSBメモリー。4.6GBのISOイメージを書き込むので、USBメモリーの場合は8GB以上のものを用意しておこう。今回は手元にあった64GBのUSBメモリーを使用した。
まずは公式サイトからインストール用のISOイメージをダウンロード。現在(2023年5月時点)は、リリースから5年間アップデートがある「22.04 LTS」と、9ヵ月間アップデートのある最新バージョンの「23.04」の2つがある。OSのバージョンを上げずに長期間使いたいと考えているなら前者、最新のUbuntuがどんなものか試したいのであれば後者を選ぶといいだろう。
今回は登場したばかりということで、最新バージョンのインストールメディアを作ってみた。ダウンロードしたISOイメージをUSBメモリーに書き込むツールはいくつかあり、「Rufus」や「balenaEtcher」あたりが利用できる。本稿では日本語表示に対応し、シンプルで使いやすいRufusで作成する手順を紹介しよう。
まずはPCにUSBメモリーを接続。Rufusを起動し、「選択」でダウンロードしたISOファイルを選択し、最後に「スタート」ボタンを押すだけと簡単だ。
なお、書き込む前に「ISOイメージモードで書き込む」と「DDイメージモードで書き込む」の2択が表示される。筆者はISOイメージモードで問題なかったが、うまく書き込めない、あるいは作成したUSBメモリーから起動できないといったトラブルがあれば、DDイメージモードを試してみよう。
インストール用USBメモリーができたら、G-Master Spear X670Aに接続し、電源を入れて起動する。OSが入っていない場合はUSBメモリーから自動的に起動するが、すでにOSが入っている場合はUSBメモリーが無視されてしまうこともある。
今回試した構成では、マザーボードがASUSの「TUF GAMING X670E-PLUS WIFI」なので、起動時にF8キーを押すことで、ブートデバイスの選択画面を表示できる。ここからUSBメモリーを選ぶと、内蔵SSDではなくUSBメモリーから起動できる。
どうしてもブートデバイスの選択画面が出せない場合は、UEFIの設定を変更し、USBメモリーから起動するように設定を変更しよう。