サイラスが織りなす革命と復讐の物語
開発者の視点でメイジーカーの魅力を細かく解説
続いて、メイジシーカーに関するプレゼンが行なわれた。このプレゼンでは、本作を開発したインディーデベロッパー「Digital Sun」のCEOであるJavi Gimenez氏と、同社デザインディレクターのSara Costa氏が、開発者の視点でメイジシーカーを解説した。
まずはメイジシーカーのあらすじから解説しよう。本作の主人公は、LoLに登場する「サイラス」。デマーシア王国出身で、他者の魔法を盗む力を持つメイジ(魔法使い)だ。本作の舞台である「デマーシア王国」は"メイジ狩り"が権力を握り、魔法を使う市民を弾圧・洗脳していた。メイジ狩りから不当な扱いを受けたサイラスは復讐心を抱き、デマーシア王国を解放すべく革命の狼煙を上げる……といったストーリーが展開する。
本作を開発する際、デマーシア王国の世界をどのように表現すればいいのか、そしてプレイヤーに楽しんでもらえるかどうかを重要視したという。
デマーシア王国はLoLの世界に登場する地域として知られているが、ビジュアルについては象徴的な部分しか明かされていなかった。だが本作は、LoLファンが気になっていたであろうデマーシア王国を鑑賞、探索できるのが魅力となっている。
ゼロの状態からデマーシア王国を創造するのは大変だったが、王国内に点在する各都市の風景をどのように作り上げるべきかを考え、具現化する作業に大きなやりがいを感じたという。
Javi氏によれば、約8万8000点という膨大な数のアセットを用いて制作したという。8万以上のアセットを使ったのはかなり驚きで、Digital Sunの本気度がうかがえる。Digital Sunが得意とする2Dドットのアートに注目してほしい。
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