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Vicorの電源モジュールがKnightscopeの完全自律型セキュリティーロボット(ASR)に採用

2023年04月10日 18時30分更新

文● ASCII

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 米Vicor Corporationは4月10日、同社の電源モジュールがKnightscope, Inc.(以下、ナイトスコープ)の完全自律型セキュリティーロボット(ASR)にVicorの電源モジュールが採用されたと発表した。

 ナイトスコープのASRは自律型の監視セキュリティーサービスを提供する。ASRはLIDAR/GPS/ソナー/IMU/4Kカメラ/Hi-Fiオーディオのシステムを使用し、完全に自律して動作して周囲を監視する。合計21個のLIDARレーザーは、25ミリ秒ごとに周囲をマッピングし、そのデータをもとに半径100mまでの3Dマップを作成。さらにソナーセンサーが近接センサーとしてはたらき、何かが物理的に近くにある場合にロボットに通知。

 GPSが自律航法の第3の入力として搭載されているほか、走行距離センサーを用いたホイールの回転や、6DoF(6自由度)の慣性計測ユニット(IMU)を搭載する。

 ロボットの高い演算処理や通信、センサーの負荷に対する電力供給ネットワークには大きな負担がかかり、ASRには空気の流れや換気口がないため、ナイトスコープはアルミニウム製の外装をヒートシンクとして活用されている。ナイトスコープは放熱しやすく小型な独自のChiPパッケージを採用するVicor製のDC-DCコンバーターモジュール(DCM3623)を採用し、配線のしやすさやケーブルの組立てやすさ、バッテリー効率や性能、稼働時間の向上に貢献したという。

 また、電気的にはロボットとすべての個別の電源レールの間には絶縁が必要で、VicorのDCMはEMIとノイズの干渉を最小限に抑えることに役立ったという。

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