ターン制コマンドバトルを採用
メグをかばいながら戦わなければならない
次に紹介するのは、戦闘についてです。本作はターン制のコマンドバトルを採用しています。「たたかう」「ガード(ぼうぎょ)」といったRPGならではのコマンドで敵と戦っていくわけですが、"少女を守りながら戦う"要素が本作のウリとなります。
下記画像を見ればわかるように、ロイはほぼ最強です。「えっ、これチートじゃない?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、メグを守りながら戦うとなると話は別。
メグ専用のHPゲージが存在しますが、これは彼女自身のメンタル(心)を意味しています。ロイがダメージを受けると、メグがショックを受けてメンタル(HPゲージ)が減る仕様です。メグのメンタルが残り僅かになると泣きそうになり、ゲージが0になったら世界が終わります。つまり、ゲームオーバーです。
"メグを泣かせないようにして敵を倒すこと"が肝となる部分です。そこで役立つのが「おもちゃ」というアイテムで、使ったらメグのメンタルが回復します。ロイがおもちゃを使ってメグを喜ばせるアニメーションが心に刺さります。
アイテムによっては数ターンだけロイの攻撃力がアップしたり、メグのダメージ量の軽減するなど、バフの効果が付与されているものもあります。戦闘をしながら、メグのメンタルを回復することが基本的な動きとなります。難しそうに思うかもしれませんが、難易度はそこまで高くはありません。仕様を理解すればスムーズに対処できるようになると思います。
本作の戦闘システムはシンプルなので、RPGをあまりやらない人でも問題なく楽しめると思います。メグの被ダメージ量はロイよりも多めなので、敵を倒すことばかり考えていると痛い目に遭うでしょう。
少女をかばいながら戦うという仕様は独特でありながら、ロイとメグの絆を描くうえで欠かせない要素です。戦闘中に敵と対話することもあれば、胸が熱くなるようなイベントが発生することもあります。メグを守らなければならないといった使命感が芽生えるとともに、ロイの役(ロール)を演じる面白さも得られます。これぞRPGの醍醐味ですね。
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