FUNAIの「FGM-27F750」を試した

デスク上に丁度いい27型でも4K・HDR・144Hzを堪能! 多用途で便利なゲーミング液晶をチェック

2023年03月11日 13時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII

レスポンスのいいコントローラーメニュー

ボタン類は左下背面のジョイスティックのみ。感度はとてもいい

 ボタン類は左下背面のジョイスティックのみ。上下左右のほか押し込み入力に対応している。

 押し込みは短く押すと、OSD(コントロールメニュー)が現れ、長押しで電源のオンオフが可能だ。

OSDメニュー

 コントロールメニューでは事細かに明るさやコントラスト、輝度、彩度などがカスタムできるのはもちろん、ブラックイコライザーやブルーライトカットなども自由に設定可能だ。カスタムした内容を最大3つのユーザーごとに保存することもできるので、複数人で使う場合やカスタムしたセットを複数保存したいユーザーにはうれしいだろう。

 なお、ジョイスティックの上方向で入力切り替え、下方向で音量調節のショートカットにアクセスできる。

 左方向では「ゲームトレーニング」で、画面に残り時間を表示するタイマー、画面中央に好きな照準器を表示するクロスヘア、フレームレートを表示するFPSカウンターを利用可能だ。

 右方向ではシチュエーションに合わせたユーザー設定・スタンダード・FPS/レース・MOBA/RTS・シネマ/RPG・WEB・グラフィックと、7つのカラープリセットをスムーズに切り替えることができる。

シチュエーションに合わせたユーザー設定が可能だ

 このジョイスティックで行なう動作はレスポンスがよく、かなり快適に行なうことができる。とくに、パソコンをつなげたままコンソールハードを起動して遊びたいときにストレスがないのはとてもいい。残念ながら映像信号による自動切り替えには未対応のようだが、スムーズに切り替えられるので問題ないだろう。

スピーカーも内蔵
音質は可もなく不可もなくといった感じ

 「FGM-27F750」にはスピーカーが内蔵されている。音は全体的にくぐもったようなサウンドで、お世辞にもいいいとはいえない。しかし、ステレオであるため音の広がりは悪くない。どこかの音域が強調されることはなく、フラットで聞き疲れしない印象だ。

 テレビのように動画視聴をメインとして使いたいなら、別途スピーカーを用意することをオススメするが、基本的にヘッドフォンやイヤフォンで音を聞くゲーマーにとっては、そもそもモニターのスピーカーは「あればうれしい」程度のもの。ちょっとした動画視聴や、カジュアルにBGMを流したいときなど「ヘッドフォンをつけるまでもないな」という状況においては十分だと感じた。

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