シャオミ、1インチセンサーのライカカメラ搭載「Xiaomi 13 Pro」を海外発表
2023年02月27日 17時40分更新
フロントデュアルカメラとデュアルフラッシュと
セルフィーがとにかく強いXiaomi 13 Lite
続いてXiaomi 13 Liteは、Xiaomi 13/Xiaomi 13 Proとは別のアプローチでカメラ性能を高めている。ライカとの提携はない代わりに、上位モデル2機種にはない高性能なフロントカメラを搭載する。
チップセットはSnapdragon 7 Gen 1、ディスプレーは6.55型AMOLEDで1080×2400、バッテリーは4500mAhで、67Wの急速充電に対応。本体重量は171gとかなり軽量だ。リアカメラは5000万画素の広角、800万画素の超広角、200万画素のマクロの3つとなる。
リアカメラはごく普通の性能だが、フロントカメラは3200万画素に加え、800万画素の深度測定の2眼構成。2つのカメラの並びはiPhone 14 ProのDynamic Islandのような配置だ。美しいセルフィーが撮影できるだけではなく、ボケを活かした効果的なポートレート撮影も可能で、1人でセルフィーしているときに、横に人が入ってきたとき画角を自動的に広げてくれるダイナミックフレーミング機能も搭載する。
さらにフロントライトも2つ搭載しており、照明の暗い室内や夜間でのセルフィーも明るく撮影可能だ。ライカカメラでこそないが、フロントカメラのセルフィー性能はトップクラスと言えるだろう。
Xiaomi 13 Proはさすがに高価で19万円弱から
スマートウォッチ、イヤホンも発表
Xiaomi 13 Proの価格は1299ユーロ(約18万7000円)~、Xiaomi 13は999ユーロ(約14万4000円)~、Xiaomi 13 Liteは499ユーロ(約7万2000円)~。ヨーロッパやアジアなどで販売予定で、キャリアによる割引販売が実施される国もある。なお、日本での発売に関してのアナウンスは無かった。
またスマートフォン以外の新製品として、スマートウォッチ「Xiaomi Watch S1 Pro」と完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の「Xiaomi Buds 4 Pro」も発表された。どちらもエレガントで高級感あるカラーモデルも用意。
Xiaomi Watch S1 Proはクラシックな腕時計のデザインを踏襲した製品で、1.47型の丸型ディスプレーを搭載。100種類以上の運動のトラッキングに対応するなど活動量計としての性能も高い。バッテリーは10分の充電で2日間利用可能な急速充電に対応、フル充電では最大14日間使用できる。価格はベーシックなブラックモデルが299ユーロ(約4万3000円)、高級感あるブラウン&レーザーストラップモデルが329ユーロ(約4万7000円)。
Xiaomi Buds 4 Proはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。空間オーディオと同等のBuilt-in Dimensional audioも搭載する。ケースは片手でも開けやすい新機構を搭載、バッテリーはケース併用で最大38時間使用可能。価格は249ユーロ(約3万6000円)。
この連載の記事
-
第33回
スマホ
「デジカメ風」「5Gゲーム機」「衛星対応」MWCで見つけた謎スマホまとめ -
第32回
スマホ
ついにKaiOS搭載のケータイが国内上陸か? Orbicの日本市場参入は本気のようだ -
第31回
スマホ
O-RANによるネットワークのオープン化で世界に攻勢をかける富士通 -
第30回
トピックス
ブース初公開のサムスンディスプレイは3つ折り式やスライド式など多彩なディスプレーを展示 -
第29回
スマホ
Galaxy S23シリーズの体験をテーマにサスティナビリティへの取り組みを見せたサムスン -
第28回
スマホ
OPPOブースで見つけた折りたたみスマホや最新のスマートグラスを試した -
第27回
スマホ
ノキアが自分で分解・修理可能なスマホ「Nokia G22」を発表 -
第26回
スマホ
ついに実機を見た! ライカMレンズが装着可なスマホ「Xiaomi 12S Ultra Concept」 -
第25回
スマホ
HONORがトリプル5000万画素カメラの「HONOR Magic5 Pro」などを発表 -
第24回
スマホ
まるでゲーミングPC! アクティブ水冷システム搭載スマホ「OnePlus 11 Concept」 -
第23回
スマホ
今もMWC中最大級のブースを構えるファーウェイは、スマホから基地局までのすべてを展示 - この連載の一覧へ