パナソニック コネクトは、現場の映像データの管理と活用を同一プラットフォーム上で実現するクラウドサービス「Cameleo(カメレオ)」を3月29日から提供開始する。
同社は「カメラデータプラットフォーム」を開発し、一部の機能を試せるβ版を2022年11月より企業向けに提供してきた。今回、すべての機能を利用できる正式版として本格提供を開。新たなサービス名称「Cameleo(カメレオ)」には、「本サービスの利用により、カメラにうつる映像・画像データがまるでカメレオンのように姿を変えて、現場の様々な課題を解決する」という想いが込められているという。
Cameleoは、カメラ映像の活用による業務の革新・効率化を実現するためのB2B向けクラウドサービス。PCやスマホから操作が可能なポータル画面や大規模拠点の運用にも柔軟に対応できるユーザーや登録機器の階層管理機能などの様々な機能を標準搭載する。
PCやスマホから利用可能なポータル画面では、蓄積したデータを管理・再生するための基本機能に加え、ユーザーや登録機器の多階層管理や現場に設置したPTZカメラの遠隔操作など、日々の運用を効率化する機能を搭載する。
人や物の侵入時など、事前にカメラに設定された様々なセンサーイベント発生時の映像を再生・ダウンロードすることができる。また、API連携によりユーザーが任意にイベントを設定することも可能。イベント検索機能により膨大なデータの中から見たい映像を探し出す手間を削減できるという。
ユーザーや登録機器の多階層管理機能により、多くのユーザーや登録機器を取り扱う現場でも適切なグルーピングによる効率的な管理が可能になる。また、権限設定も簡単に変更できるため、管理者の変更やカメラの新設時の設定変更作業の負荷を低減する。
静止画、動画共に、VGA(640×480ドット)からフルHD(1920×1080ドット)まで幅広い解像度に対応する。また、40種類超の豊富なAPI群を提供し、映像・画像データおよびポータルの機能を外部システムから利用可能。用途と活用するデータに合わせて計4通りの組み合わせを提供する。
同社は、本サービスを拡販・展開するパートナー企業を募集しており、2023年度中の加入企業数40社を目標としている。