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【DMM GAMESプレイ日記】 第94回

3D CGのHなゲームも映える!有機EL搭載AYANEO AIRでDMM GAMESのPCゲームは快適動作で最適な件について

2023年02月16日 14時30分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

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 昨年の東京ゲームショウ2022では、世界最大級のPCゲームプラットフォーム「Steam」を運営するValve社が開発した「Steam Deck」の初出展があり話題となった。Steam Deckは同社独自のSteamOSを搭載したゲーム機型PCだ。

 そのSteam Deckが発表されて以来、コントローラーを備えた小型のゲーム機型PCが注目を集めている。ゲーム機型PCは、2016年に中国・深センに本社を置くGPD社がクラウドファンディングで資金を集めて「GPD WIN」を発売してから、複数の中国企業が新製品を投入し続け、そのラインアップが年々増加している。

 初代GPD WINはCPUにネットブックなどで使われる低省電力で性能が低いAtomを採用。一般的なノートPCに採用されるインテルCoreプロセッサーよりも非力なCPUだったため、比較的軽いゲームを低画質で遊ぶという限定的な使い方ながらも、小型で持ち運びができ、いつでもPCゲームが遊べる製品としてデバイス好きの間で話題となった。

 GPD WINは3万円台と安価だったが、近年のゲーム機型PCは優れた内蔵GPUを備えたインテルCoreプロセッサーやAMD Ryzenモバイル・プロセッサーを搭載する製品が増え、20万円前後と高価な製品も多くなっている。そうした製品はAAAタイトルも解像度や画質設定次第ではプレイできるが、誰もがAAAタイトルまで外出先でプレイしたいとは思っていないだろう。

 そこで今回は、動作の軽いDMM GAMESで配信されているブラウザゲームやDMM GAME PLAYERでプレイできるPCゲームを、ゲーム機型PCでどれだけ快適にプレイできるのか確認してみたい。

 今回は、CPUにAMD「Ryzen 5 5560U」(6コア/12スレッド、最大4.0GHz)を搭載した「AYANEO AIR」を用意した。AYANEO AIRは、やや控えめな性能のCPUを備えながらも、この手の製品としては初めてディスプレーに5.5型有機EL(1920×1080ドット)を採用。

AYANEO AIRはカラーがホワイトとブラックの2種類。筆者はセガ●ターンに似た色というだけでブラックを購入した。DMM GAMESのブラウザゲームは、アプリ版も配信されているものが多いが、この形ならよりゲーム機で遊んでいる感じがある

 ハイエンドな製品はCore i7やRyzen 7とより高性能で発熱量の高いCPUを採用し、7型以上の大き目なディスプレーを備え、重量も400~500g台とやや重く、20万円前後と高価だが、AYANEO AIRは重量は398gと軽く、価格も12万円台からと比較的安価で人気を博している。

 価格ではSteam Deckの最安モデルの方が安価だが、Steam Deckは前述したようにSteamOSを備えているため、Steamで配信されているPCゲームのみプレイでき、一般的なPCのようには使えない。加えて、ディスプレーサイズ以上に本体も大きく、重量も699gと重めだ。

 Steam Deckは自分でWindows OSを入れなおすことも可能だが、秋葉原にある小型PCの専門店であるハイビームで聞いたところ、まだそのOSの違いを理解していない人もいるという。

 もちろんPCゲームは、Steamで配信されているものしかプレイしない、という人であればSteam DeckでOKだが、DMM GAMESで配信されているブラウザゲームや、DMM GAME PLAYERまたはEpic Storeなどからインストールして遊ぶPCゲームは、そのままではプレイできない。

 AYANEO AIRなどのWinodws搭載のPCは、別売りのクレードルを使えば、キーボードやマウス、ディスプレーを接続し、据え置きのデスクトップPCのようにも使える。そのため、一般的なWindows PCも持っていなくて、自宅ではネットサーフィンやオンライン動画視聴、大画面でPCゲームをプレイしたい人にも向く。

クレードルを使えば、大型ディスプレーに映像を映し出し、据え置きPCのように使うこともできる。一般的なビジネスノートPCにも採用されるCPUを搭載するため、ちょっとした画像・写真編集から、文章作成、ネットサーフィンもできるほか、オンライン動画視聴から軽めのPCゲームまでが大画面で楽しめる

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