ファッショナブルでシンプルなデザイン
日本でも発売してほしい!
シチズン時計はCES 2023で北米市場向けのスマートウォッチ新製品「CZ Smart PQ」を発表した。同社は日本ではCZ Smartシリーズを展開しておらず、本製品も日本での販売は未定となる。
CZ Smart PQは、まず外観にこだわっており、ベゼルデザインやベルトなどを含め、一般的な腕時計のような外観をしている。スマートウォッチとしてではなく腕時計としてファッションを楽しみたい人向きにデザインされていると言えるだろう。フォーマルからカジュアルまでどのようなファッションにも似合うようにシンプルなデザインになっている。
ディスプレーは1.3型(416×416ドット)のAMOLED、チップセットはクアルコムのSnapdragon Wear 4100+で、1GBメモリーと8GBストレージを搭載。バッテリー容量は現時点で非公開だが、24時間以上の使用が可能とのこと。充電時間は40分。高度計、気圧計、心拍系、SpO2測定などを内蔵し、Wi-Fi、Bluetooth、NFC、スピーカー、マイクを搭載する。
また、プリインストールアプリとしてGoogle Fit、Spotify、YouTube Music、Amazon Alexa、CZ Smart YouQ Stravaが導入されている。
本体のバリエーションは41mmまたは44mmの2種類のケースサイズがあり、シルバー、ブラック、シルバー+ブラック、シルバー+ブルー、ゴールド+ブラックなど、組み合わせのカラバリがある。ベルトはメッシュ状の金属のほかにレザーやシリコンも選択できる。このあたりは腕時計メーカーらしくバランスの取れたバリエーション展開だ。
CZ Smart PQには腕時計のように自然に腕に装着して日々の活動量を記録できるだけではなく、スマートフォンとの連携アプリ「CZ Smart YouQ」がユーザーの生活水準を高めてくれるという。アプリはiOSおよびAndroidに対応。日々使っているだけで利用者の生活のクセを学習し、健康的な生活をサポートしてくれるという。
この技術はNASA(アメリカ航空宇宙局)が極限空間で活動する宇宙飛行士向けに行なっている客観的覚醒テスト「PVT+」(Psychomotor Vigilance Task Test)の研究データをコンシューマー向けに応用したものであり、これにIBMのAIプラットフォーム「Watson」を用いることで、人間の覚醒や疲労をデータ化する。
CZ Smart PQをユーザーが使い始めると、CZ Smart YouQアプリは心拍数や睡眠状態を計測し、1週間程度かけてユーザーの生活のクセを学習していく。そしてそこからユーザーの1日の生活パターンを認識し、たとえば1日の中で最も効率よく仕事のできる時間などを示唆してくれる。ユーザーの健康状態があまりよくないと判断したときは、コーヒーを飲んだりジョギングしたほうがいいといったアドバイスもしてくれる。ユーザーの疲労を最小限に抑え、注意力も高めてくれるのだ。
CZ Smart PQの価格は350~375ドル(約4万6000円~約4万9000円)。2023年3月から北米で販売される予定だ。
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