GMがストーリーを展開
キャラクターになりきって問いかけに答えよう
ここまでの細かいキャラクターメイキングが終わったら、ようやくゲームがスタートする。といっても、GMの三池さんがゆっくりと物語を進行しはじめ、プレイヤーは自身のターンが回ってきたら、GMからの問いかけに対し、自身のキャラクターはどう答えるのかを想像し、そのキャラクターになりきって発言する。その発言をGMが受け止め、そこからどんどん物語が進んでいく。
GMと3人のプレイヤーで、物語を紡いでいく。それぞれがそれぞれの思惑を隠しつつ、協力しながら物語を進めていくさまは、協力型RPGのようでもあり、どこか心理ゲームでもあり、人狼のような騙しあいでもある、奥深さがあるなと感じた。
ぜひ遊んでほしいのでネタバレは避けるが、機械仕掛けの未来へでは、1人の女性と別々の関わり方をしてきた3人の物語となる。この女性を含む全員が秘密を持っており、全員でミステリー小説を紡いでいくような感じだなと思った。
ひととおりGMからの問いかけが終わると、新たなハンドアウトが登場した。1人ずつハンドアウトを選択すると、GMがそのハンドアウトにあった物語を話し始める。加えて、ここでハンドアウトによってはミッションが発生し、サイコロを振ることになった。ここでは、GMが数字を伝えたり、自分が割り振った性質に合わせて数字が決まったりする。
サイコロを振った数字がこの指定の数字より高ければ、ミッションはクリアとなる。もし、ここで数字が低い場合はミッションは失敗。失敗すると、正気度が下がったり、ダメージを負ったりするほか、デバフが付与されるカードを引いたりすることもある。
この1巡目が終わったところで、お店のタイムリミットで終了となった(お店のオープン前に体験させてもらっていた)。聞くところによると、ここから戦闘なども行なわれるため、よりサイコロを振る機会が増えるほか、ここから3人のハンドアウトの裏の使命のために徐々に動き始めるため、ここから先もかなり面白いのだという。うーん、最後まで見学したかった。
小説をみんなで作っていく感覚
TRPGリプレイコンテストも開始!
ここまで見学させてもらって、TRPGは大まかな設定のある小説を、ゲームを楽しみながらみんなで作っていくような感じだなと思った。三池さんは「TRPGは、戦闘やそれぞれの使命があるものの、一番大事なのは全員で楽しむということです。これが守れてさえいれば、多少の軌道修正も全然OKだと考えています。そのため、初心者の方も心配せずに、気軽にTRPGの世界に飛び込んでみて下さい」と話していた。
私も今回は見学だったが、今度は編集部の経験者や同じTRPGをやったことがない人を誘って、機械仕掛けの未来へを最後までプレイしてみたいなと感じた。
なお、mistelを含む3店舗でのセッションでコンテストに参加すると、機械仕掛けの未来へのCBTバージョンのPFDに加え、限定クリアファイルをプレゼントする。
加えて機械仕掛けの未来へは、12月15日から冒険企画局公式アンテナショップ「冒険販売部」とECサイト「TALTO」および「BOOTH」で販売を開始している。製品はデジタル版での流通となり、シナリオだけでなく、プレイヤーやノンプレイヤーキャラクターのベースとして使えるキャラクターや各シーンの背景などをセットにした「イラストアセット」と各シーンを演出するテーマ曲やスペシャル、ファンブルといったサイコロの目に応じた効果音(SE)をセットにした「サウンドアセット」を組みあわせた「フルセット」や「イラストセット」「サウンドセット」を用意している。製品名や価格は以下のとおり。
製品名/内容/価格
機械仕掛けの未来へ フルセット/シナリオPDF+イラスト+サウンド/1840円
機械仕掛けの未来へ イラストセット/シナリオPDF+イラスト/1280円
機械仕掛けの未来へ サウンドセット/シナリオPDF+サウンド/1280円
機械仕掛けの未来へ シナリオVer/シナリオPDF/800円
冒険販売部:https://bouken-ec.com/
TALTO ゲームオン公式ショップ「GO-TRPG」販売ページ:https://talto.cc/users/S2wOqeNEBWPupAvyoq3M1pzrLpI3
BOOTH ゲームオン公式ショップ「GO-TRPG」 「機械仕掛けの未来へ」販売ページ:https://go-trpg.booth.pm/
さらには、新シナリオを対象とした「TRPGリプレイコンテスト」もエントリー受付フォームを開始。リプレイコンテストは、「新シナリオ」を遊んだ結果として生まれる“プレイ記録”=「TRPGリプレイ」を投稿することでエントリー可能。投稿する形態はプレイシーンを収録した音声、動画(編集・未編集は問わない)、小説、マンガなどのテキストといった「実際のセッションをもとにした“リプレイ”」であればさまざまな表現方法でOKだ。
なお、データでの提出が前提となる。印刷物などの郵送ではエントリーは不可だ。詳細は“「インセイン」「シノビガミ」新シナリオTRPGリプレイコンテスト 特設ページ”を確認してほしい。エントリーフォームはコチラ。このシナリオをプレイしたことによって湧き上がった、たくさんの感動を、投稿してみはいかがだろうか。
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