エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀の「チャレンジャー・インタビュー」番外編

「ところざわサクラタウン」（埼玉県） の『武蔵野回廊文化祭 powered by ニコニ コ』に行ってきたぞ！

文●玉置泰紀（一般社団法人メタ観光推進機構理事）

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

　ところざわサクラタウン（埼玉県・東所沢）では2022年11月12日・13日の2日間、開業2周年記念イベントとして『武蔵野回廊文化祭 powered by ニコニコ』が開催され、多くの来場者でにぎわった。同『文化祭』は、各施設のイベントはもちろん、ドワンゴによる地域参加型イベント「ニコニコ町会議2022 特別版」、同施設が根差す地元のエリア「武蔵野」の自然や伝統文化をテーマにした地元連動アート企画などを同時開催し、文化・芸術・エンタメの力で、ファミリーから若者、地域住民まで、幅広い層のお祭りになった。

　ジャパンパビリオン・ホールAでは、ニコニコ町会議2022特別版の中継が終日行われ、「歌ってみた」や「踊ってみた」、短歌バトル（一日目）、俳句バトル～ニコニコ俳人への道～（二日目）などを放送。合間には、MCの茸（たけ）さんが、ところざわサクラタウンの中を巡り、角川武蔵野ミュージアム内で開催されているアート卓球の「武蔵野ピンポンフィールド」や、地元で熊手の出荷数日本一を誇る老舗企業「面亀（めんかめ）」による小学生向け熊手制作ワークショップ、ユニークな書店のダ・ヴィンチストアなどを巡って、中継した。

一枚目では、ニコニコではおなじみの筋肉紳士集団ALLOUTが来場者をお姫様抱っこをしてくれるマッスルタクシーで筆者も抱き上げてもらった。重かったでしょう。すみません！二枚目の写真は、筆者と、所沢市のイメージマスコット・トコろん、サクラタウンの事業責任者を務める株式会社KADOKAWAの西澤元晴・レクリエーション事業局長の3ショット

「踊ってみた」はホールの外でも実施。足太ぺんたさんなど人気の踊り手が一般の来場者を指導して最後は、ホールで発表会をした

二日間にわたって「ところざわサクラタウン」の各施設や屋外までフル活用した2周年のイベントは、オンラインも合わせたリアル＆ネットの超文化祭になった

　コロナ禍のため、3年ぶりに帰ってきた「ニコニコ町会議2022 特別版」は、オンラインのニコニコ生放送にも多くの視聴者が集まり、幕張メッセで開催されるニコニコ超会議（こちらも2020年、2021年はネット超会議になり、今年4月に3年ぶりのリアル開催となった）とはまた違った、ローカル性豊かで親密な空気感の復活に喜びの弾幕（ニコ生独自のネットへの書き込みの可視化）に溢れた。

　一方、角川武蔵野ミュージアムでの「武蔵野ピンポンフィールド」や熊手制作のワークショップ（二日目午後は予約で定員に達した）は一日目から二日目へと参加者が増えていき、小学生限定の熊手制作はもちろん、卓球も、子供たちの参加が多く、家族で一緒にプレイするなど、楽しい笑いの声が絶えなかった。

　今回はコスプレの更衣室も用意され、施設内にはコスプレイヤーが多数現れた。様々なキッチンカーや、筋肉自慢のALLOUTによるマッスルタクシー、「踊ってみた」の屋外でのレッスン、eスポーツ体験イベント、地元の子どもたちによる「KIDS DANCE テラス」（12日のみ）、所沢市の出展によるオリジナル缶バッジ制作体験など、好天にも恵まれ、楽しい文化祭となった。

【「面亀」による熊手制作ワークショップ】

　所沢市の老舗企業「面亀（めんかめ）」による熊手制作ワークショップは小学生が対象で、多くのファミリーが参加した。面亀の朝倉知子氏（明星大学デザイン学部非常勤講師、イベントワークショップ講師）の解説、指導で、縁起物の意味を知ったり、実際の作り方を学んだり、親子で大いに盛り上がった。制作したオリジナル熊手は持ち帰る事が出来た。

【武蔵野ピンポンフィールド】

　現代アーティストの原倫太郎＋原游による、天板に「武蔵野」をイメージしたイラストが描かれた卓球台にもニコ生の中継が入り、MCの茸（たけ）さんがアーティストのお二人に説明を受けた後は、町会議の「歌ってみた」などのメンバー4人で、回転しながらプレイする「武蔵野回転卓球」で激しくバトルをした。

【「ニコニコ町会議2022 特別版」】

　「ニコニコ町会議」は、ドワンゴが運営する巨大イベント「ニコニコ超会議」の全国出張版として、2012年から全国各地のお祭りに連動して開催している地域密着のユーザー参加型ツアーイベント。コロナ禍により2019年でストップしていた人気町おこしイベントが、今回、特別版として所沢で2日間限定で復活した。「あなたの町のニコニコに会いに行く」をテーマに、ニコニコ動画で活躍するユーザーらの出演で、地元との交流を楽しむ様々な参加型企画を展開、埼玉では初の開催で、所沢の魅力を全国に発信した。

＜実施イベント＞
・オープニングセレモニー、エンディングセレモニー
・音楽ライブ
・歌ってみた（一般参加型カラオケ大会）
・踊ってみた（一般客への振り付けレッスン）
・俳句・短歌バトル
・マッスルタクシー（筋肉紳士集団ALLOUTが来場者をお姫様抱っこで送迎）・角川武蔵野ミュージアムやダ・ヴィンチストア、eスポーツのFAV ZONE、屋外などから中継。

町会議サイト：https://chokaigitour.jp/

●町会議スナップ集

■「ところざわサクラタウン」施設概要
場所：埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
公式サイト：https://tokorozawa-sakuratown.com/
Twitter：@sakuratownjp
Instagram：@sakuratownjp
 

この記事の編集者は以下の記事もオススメしています