第6回
新作RPG『メメントモリ』はiPhone 13 Pro Maxなら60fps前後で遊べる! iPhone 6sとのフレームレート計測比較も
iPhone 13 Pro Maxで『メメントモリ』のフレームレートは60fps前後!
iPhone 6sでも計測してみた
今回取り上げるゲームは、バンク・オブ・イノベーションのスマートフォン・PC向け新作RPG『メメントモリ』だ。特別な力を持つ「魔女」と呼ばれる少女たちが戦いに巻き込まれる儚く過酷な世界観と、登場するキャラクター全員にイメージソングが用意されているユニークなこだわりで話題を呼んでいる。
戦闘はLive 2Dのキャラクターが入り乱れるオートバトルで、ガッツリと3D負荷のかかるタイトルに比べれば要求スペックはそれなりに留まるものの、詳細な画質設定が用意されていないため、スマートフォンによっては映像が滑らかに動かない場合もありそうだ。
早速「iPhone 13 Pro Max」および比較用7年前のスマートフォン「iPhone 6s」を使用し、モバイル向けのフレームレート計測アプリ「GameBench」を使い、ゲーム内の約1分間の戦闘シーンで動作を確認してみた。なお、計測時のゲームバージョンは1.0.0となっている。
なおメメントモリの映像に関する設定は非常にシンプルで、上限fpsを設定する項目が用意されているのみ。画質に関する調整はできないため、描画が安定しない、本体が発熱するといった場合は設定からfpsを下げることで対応しよう。今回はすべての計測でfpsを「60」とした。
さて、iPhone 13 Pro Maxの計測では平均フレームレートがおおむね59~60fps前後と、しっかり快適な動作を実現できている。CPU使用率は約57%、GPU使用率は約44%とまだまだ余裕があり、現行世代のハイエンド端末であればまったく問題のないプレイ環境と言えそうだ。
一方のiPhone 6sだが、こちらは平均fpsこそ30fpsをなんとか超えているものの、fpsの安定性は約30%と低く、計測中は20~40fpsのあいだを行ったり来たりする状態が続いていた。CPU使用率は93%、GPU使用率は約50%と特にCPU使用率がひっ迫しており、本体の発熱も大きめだ。プレイは不可能ではないが、長時間遊び続けるのはさすがに少し厳しいかもしれない。
以上のように、メメントモリは現行のハイスペック端末であるiPhone 13 Pro Maxでは快適に動作していたが、iPhone 6sではややフレームレートが安定せず、カクつきなどが見られる結果となった。
近年はリッチな映像表現を多用し、スマートフォン版と同時にPC版をリリースするようなゲームタイトルも増えつつある。必然的に、スマートフォンにもそれなりのスペックが要求されるため、ゲームの動作が重い、もっと快適にスマホゲームをプレイしたいという人は、最新スマートフォンの購入を検討してみるのもいいのかもしれない。
【ゲーム情報】
タイトル:メメントモリ
ジャンル:RPG
配信:バンク・オブ・イノベーション
プラットフォーム:iOS/Android/PC(DMM Games)
配信日:2022年10月18日
価格:基本無料(一部ゲーム内課金あり)
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