記念艦三笠でゲームプレイ!Steam Deckの操作感や活用方法を考えつつ、屋外でも使ってみた
2022年10月25日 11時00分更新
ゲームの続きのプレイやリプレイ動画視聴で活躍!
Steam Deackはどんな活用方法があるかを考えると自宅外の出先やその移動中に利用するというのが答えだろう。
「あのゲームもうちょっと進めたいけど、これから外に出なきゃだし無理だなぁ」なんて状況になってもSteam Deckさえあればバスや電車での移動時間はもちろん、コインランドリーの待ち時間などを有効活用し、どっぷりとゲーミングライフを満喫することができるだろう。
また、ゲーマーが集っての飲みの席で使うなんていうのもアリだ。よくゲーマーが飲みに行ったとき「〇〇って△△じゃないかと思うんだけど?」「いや、それ通るの? 無理じゃない?」みたいな会話になることがある。そんなときにSteam Deckがあれば、その場で検証したりということが可能になり、コミュニケーションも円滑になると言えなくもない。
上記以外ではどんなケースが良いか? と考えたところ、リプレイシステムが搭載された格闘ゲームを遊んでいるプレイヤー、特にプロゲーマーであれば間違いなく本機は役立つだろう。
例えば「ストリートファイターV」はリプレイシステムが搭載されているので本機を使えば有名なプロゲーマーの試合を出先で手軽にどこでも視聴することができる。
これは一般プレイヤーが上達するためだけでなく、国内外を転戦することが多いプロゲーマーにも大きな恩恵がある。トーナメントで次戦への待ち時間に、次の対戦相手となるプレイヤーのリプレイを視聴して対策を練るといったことができるようになるのは大きいメリットとなるだろう。
リプレイ機能が無いゲームでもトレーニングモードで、技の硬直時間を表すフレームを調べたりといったことが手軽に出来るので、格闘ゲーマーにとってSteam Deckは親和性の高いデバイスと言えなくもない。
ハンドヘルドゲーミングPCともなれば自宅外での使用ばかりに目が行きがちだが、もちろん屋内での運用も問題なくできる。例えばゲーミングPCを家族の誰かが触っていたり、動画のエンコード中でなにも出来ないといった場合がそうだろう。
そんなときにSteam Deckがあれば多少の環境の差はあれど、プレイしたかったゲームを遊ぶことができるのは嬉しい。
個人的に体調が悪く数日ダウンしていたとき、寝続けるのもシンドいといった状況でよくある「ゲームしたいけどPCの前に座るほど気力がない……」といった状況でSteam Deckが手元にあったのが幸いし、変な言い方だが快適に過ごすことができた。
やっぱり外に持ち出してゲームでしょ!
てなわけで横須賀に行ってまいりました!!
Steamのゲームが持ち運びできるハンドヘルドゲーミングPCってことなら、やっぱり外に持ち出して遊んでみるしかないぜ! ってことで、京浜急行電鉄に乗って横須賀中央駅へ降り立ち行動開始。
今回の目的地は三笠公園に鎮座している『記念艦三笠』。なぜここを訪れてみたのかというと、筆者はWargaming.netが提供するオンライン海戦アクションゲームの「World of Warships」の大ファンで、戦艦三笠には何度も何度もお世話になっているため、実物を見てみたいと思い訪れた次第だ。
この撮影をした日は10月も半ばではあったのだが、日中は気温が高く結構汗だくというかヘトヘトに。やっぱ家でばっかゲームしてると体力が落ちるよなぁなんて思いながらも三笠公園でおもむろにWorld of Warshipsをプレイしながら休憩。
記念艦三笠は入場料を支払うことで乗艦できる。金額も全然高くないので早速乗艦してみたのだが、World of Warshipsのワンマッチが長いので主砲の下でベンチに座りながらプレイ。
船に乗ったら行きたいところNo.1とも言える船首でもプレイ。現在三笠は地上に設置してあるのだが、ゲームを通じて擬似的にそれっぽい雰囲気を楽しむことも可能だ。
最後は東郷平八郎提督が立っていた艦橋へと向かう。戦艦の艦橋を肌で感じながら遊ぶWorld of Warshipsは一味も二味も違うスペシャルな体験。快適に遊べるのもSteam Deckがあるからだと言っても過言ではない。
といった感じでゲームを遊んでいたわけだが、バッテリーが尽きそうということで下船することに。
ちなみに艦内にはHTC VIVEを使用した艦隊戦の臨場感が味わえるVRや、バルチック艦隊との戦闘を体験プレイできるゲームなどのアトラクションもある。盛り沢山な展示物も興味深いものが多くあり、かなり濃ゆい体験をさせて頂きました。
以上、Valve社の手掛けるハンドヘルドゲーミングPCのSteam Deckを見てきた。Steamのゲームを持ち運びでき、通信環境さえあれば遊べてしまうお手軽感はとてもいい。
ただ、3Dのゲームを遊ぶときはバッテリーの消費が激しく、長時間遊ぶには給電できる環境を整える必要がある。ゲーム側の描画設定を軽くしたり、Steam Deck側の設定を調整することでバッテリーの消費を多少抑えられるが、それをするくらいなら給電する手段を用意したほうがいいだろう。
本当にバッテリーの持ちがやや微妙というのだけが気になるポイントなのだが、そういった点も気にならないという人であれば、本機は購入に値する製品だと断言していいだろう。
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