NECが目指す未来に対して共感がないといけない
森田社長兼CEOは、「Truly Open, Truly Trusted」を、「不確実な時代において、NECがパーパスを実現するために、いま、大切にするキーワード」と位置づける。
NECが掲げているパーパスは、「NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します」である。
森田社長兼CEOは、「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造するためには、NECは、多くの人や組織、あるいは社会と共創する必要がある。NECと一緒に共創すると、どんないいことがあるのか、NECはどういう世界を目指しているのか。共創してもらうには、NECが目指す未来に対して共感してもらわなくてはならない」と語ってきた。
そして、「もし、NECの未来に共感できないのであれば、NECの顔認証技術がいくら優れていても、NECには任せたくないということになる」とも語り、NECが示すパーパスを実現したり、それを支える技術を活用してもらったりするには、NECに対する信頼を持ってもらうことが前提であること、オープンな姿勢を持ち、オープンに活用できる技術を提供することが必要であることを示してきた。
「Truly Open, Truly Trusted」は、こうした森田社長兼CEOの思いを言葉にしたものだといっていいだろう。
森田社長兼CEOは、「共感できる人を集めて、ひとつの方向性に向けて共創していくことが、価値の実現に向けて大きな力を発揮することになる。心がオープンであり、人との共創という意味でオープンであることも大切だ。そして、標準化や共通化などにつながるオープンなテクノロジーを作ることが大切であり、そこにはトラストが求められる。相互信頼関係があれば、最初の信用チェックの部分をスキップでき、創造的活動に集中でき、テクノロジーの社会実装が進む。だからこそ、Trulyという意味が重要になる」と述べ、「NECは真のオープンと真のトラストで、All share benefitな世界を目指し、我々の存在意義であるパーパスを果たしていきたい」と述べる。
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