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ソリダイム、初の個人向けSSD「P41 Plus」!待ってたんだよインテル系譜のPCIe 4.0モデル
2022年10月05日 11時00分更新
CrystalDiskMarkでは公称値に近い性能を確認!
ベンチマークは定番のCrystalDiskMarkから始めましょう。バージョンは最新の「8.0.4b」。シーケンシャルリード・ライトの公称値はSSD 670p(1TBモデル)は3500MB/s・2500MB/s、P41 PLUS(2TBモデル)が4125MB/s・3325MB/sになります。
両者とも、シーケンシャルテスト(SEQ1MQ8T1)ではリードが公称値に近く、ライトはなんとサクッと超えてきました。P41 Plus(2TBモデル)はSSD 670p(1TBモデル)と比べて、シーケンシャルリードは640MB/s以上、同ライトは580MB/s以上も伸びております。
一方で、ランダム速度はQD32ではSSD 670p、QD1ではP41 Plusに分があるという面白い結果に。まあ、個人PCにおいてはQD32でアクセスするシーンなんてまずないので、頻出するQD1で強いほうがありがいたいんですけどね。とはいえ、この差は両者の構造の差にあるかもしれません。
というのも、SSD 670pにはDRAMキャッシュがありますが、P41 Plusは最近流行のDRAMレスのHMB(Host Memory Buffer)製品です。DRAMレスとHMBの関係についてはここで説明すると長くなので、ぜひこちらのASCII.jp記事をご参照ください。
端的に言えば、DRAMレス設計はエントリークラスNVMe SSDの低コスト化に便利なのですが、それを補うHMBがしっかり機能しないとそれなりの性能にならないのです。そして、現状HMBは制限が多く、なかなか都合よく使える機能でもありません。ゆえに、そこがランダムの結果につながった可能性はあります。
ちなみに、P41 PlusではHMC(Host Managed Chache)という独自のキャッシュ機能も存在しています。HMCは専用ドライバー(Solidigm Synergy Storage Driver)をインストールすると使えるようになり、オン/オフの管理は専用ツール「Solidigm Storage Tool」で行います。どちらも同社のWEBページからダウンロードできます。