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クラウドへの最適化や大容量データ処理性能の向上など、「レガシーデータのモダナイズ」も支援

ティーマックスソフト、RDBMS最新版「Tibero7」をリリース

2022年09月27日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本ティーマックスソフト(TmaxSoft)は2022年9月27日、Oracle DBとの互換性を持つRDBMS「Tibero(ティベロ)」シリーズの最新版製品「Tibero7」の提供を開始した。クラウド環境への最適化、大容量データ処理性能や可用性の向上、新しいデータ型(JSON、地理データ)への対応といった強化ポイントがある。

 同社 社長の羅 鍾弼(ラ・ジョンピル)氏は、アクティブ-アクティブクラスタ(TAC:Tibero Active Clustering)に対応するTiberoにおいて、クラウド市場への販売拡大や「レガシーデータモダナイゼーション」基盤としての展開強化を図る姿勢を示した。

TmaxSoftのRDBMS最新版「Tibero7」の強化ポイント

日本ティーマックスソフト 代表取締役社長の羅 鍾弼(ラ・ジョンピル)氏

クラウド環境や大容量データ処理への最適化を図る

 Tiberoは、メインフレームのリホスト/リアーキテクチャソリューション「OpenFrame」などを開発するデータベース/ミドルウェアベンダーのTmaxSoftが手がけるRDBMS。OpenFrameのRDBMSとしても採用されており、現在までにグローバルでおよそ7800社への導入実績があるという。

 「そのうち10%程度がOracle DBからのリプレースや(オンプレミスの)Oracleのクラウド移行。最近ではOracleに限らないオンプレミスDBのクラウド移行、クラウドでの新規開発の際のRDBMSとして採用されるケースも増えている」(羅氏)

 クラウドDB市場ではAWS、Microsoft Azure、Google Cloudのパートナーであり、各社のマーケットプレイスにおいて販売も行っている。Tibero7でも、クラウド環境における最適化を進めた。

 たとえば、Tibero6から提供しているアクティブ-アクティブクラスタ機能のTAC(Tibero Active Clustering)においては、パブリッククラウド上でもクラスタ構築が可能。さらに今回、クラウド環境のスケールアウト/インに対して迅速に追従できるよう最適化を行ったという。ちなみにTACについては900件以上の利用実績があるという。

Tibero7では、アクティブ-アクティブクラスタのクラウド対応をより強化している

 大容量データ処理については、今回のTibero7において新たに「インメモリカラムストア」を採用し、DWHの構築やリアルタイム分析処理に適する高速処理を可能とした。さらにトランザクション処理(OLTP)においては圧縮機能を提供し、ストレージ領域の節約と検索パフォーマンスの向上につなげている。

 可用性の向上では、特定時点のデータベース状態を迅速に復元する「フラッシュバックデータベース」の機能が追加された。ユーザーの操作ミスなどによるデータ破損時に、通常のバックアップからの復元よりも短時間でデータを緊急復旧できるとしている。そのほかマルチノードスタンバイ、カスケードスタンバイといった高可用性機能も追加された。

 新しいデータ型としてはJSON型やジオグラフィ型にも対応している。またディスク管理モジュール(TAS:Tibero Acribe Storage)においても、自動リバランス機能の強化などが図られている。

可用性やセキュリティの強化、新しいデータ型への対応など多数の機能追加/強化がなされている

 なおTibero7の価格は、Standard Editionの場合123万6000円から(1プロセッサあたり、税抜)となっている。

「レガシーデータモダナイゼーション」基盤としても展開

 羅氏は、TmaxSoftが近年、メインフレームのモダナイゼーション市場において調査会社から高い評価を得ていることを説明したうえで、Tibero7を「レガシーデータモダナイゼーション」のプラットフォームとしても展開していく姿勢を強調した。

 同社のリアーキテクチャソリューションである「OpenFrame21」では、メインフレームに蓄積されている非構造化データ(ファイル、階層型DB、ネットワーク型DB)をRDBMS=Tiberoに移行することが可能であり、移行後のレガシーデータはTiberoを介して柔軟に活用できるようになる。もちろんクラウドへの移行も容易になる。

 そうしたレガシーデータモダナイゼーションの一例として、羅氏はローコード開発基盤「OutSystems」を利用したレガシーデータの活用を挙げた。レガシーデータをオープンなものにすることで、レガシーアプリケーションに手を加えることなく、新たな活用価値を付け加えるという考えだ。

レガシーシステムにあるデータをTiberoに取り込んでオープン化し、ローコードアプリ開発など新しい活用方法を生むと説明した

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