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T教授の「戦略的衝動買い」 第698回

2年遅れで中国・ロヨルの電子ノート「RoWrite」を半額で衝動買い

2022年09月01日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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RoWriteで何をしたいか明確にしてから、機種選択をしたほうがよいだろう

筆記の順番がわかる「動画」も
クラウドサービスやSNS経由で共有可能

 RoWriteは専用ペンで描き込みをスタートした瞬間から、時系列に筆記データを内部ストレージに順番に記録している。なので動画のように、描き込んだ順番を何時でもトレースして見ることが可能だ。過去の他社の製品には、筆記と並行してペンの録音機能を使ってセミナーや会議の音声と筆記データの両方を保存して、事後にチェックできる機能を提供するものもある。

RoWriteの特徴として、筆記のプロセスをアニメのように時系列に表現することができる。そして必要なら、それをクラウドサービスやSNSで共有できる。何に使えるか考え中

 

 現在も同じ値段で買えるかどうかは確認していないが、RoWrite(初代機)が7950円なら十分価値のある楽しめるガジェットだ。日本語文字認識も可能だが、残念ながら手書き悪筆の筆者の文字では、それほど高精度な認識結果とはならなかった。

 今回ご紹介した「RoWrite」は、なかなか楽しいステーショナリー系のガジェットだが、Anotoペンや同じような仕組みのNeoLABのスマートペンのように、ページ判別の手段を持っていないのが残念だ。なので、後から目的の任意のページに追記しても、追記部分だけが別ページでスマホに送られるだけで、オリジナルページとの関連付けはできない。

時代は進みごく、普通のリーガルパッドに描いたアナログデータをDropboxなどのスマホアプリでスキャンするだけで、デジタル化、クラウドサービスへのアップロード、多人数での共有が可能な時代になってきている

 単にアナログ筆記データのデジタル化には興味はあるが、時系列な筆記データの保管や運用に関して特別の興味がなければ、Dropboxアプリなどの「スキャン」機能を利用すれば、十分かもしれない。普通のメモ用紙に、普通の筆記具で描いた結果をスマホカメラで撮影するだけで、目的ページの認識、デジタイズとクラウドストレージへの保管、共有は簡単だ。任意のページに追記すれば、再度全頁をスキャンすればよい。

 ほとんど無料のクラウド連携のスマホカメラ・スキャン機能では少し物足りなく、RoWriteに興味があり、ビジネスフィールドでもよりフレキシブルに使いたければ、2万円を切る価格で入手できるニューモデルの「RoWrite 2」が、オススメだ。筆者も機会があれば、購入してみようと思っている。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:ロヨル「RoWrite
・購入:ジャストマイショップ
・価格:7975円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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