＋Style マルチリモコン
Amazon簡単セットアップ対応
実売価格 9680円
iPhoneで照明をつけたり消したりって便利そうだけど、最初のWi-Fi接続がうまくいかなかったり面倒くさそう。スマート家電のそうしたマイナスイメージは過去のものになりつつあります。
スマート家電を開発・販売するプラススタイル事業を展開するBBソフトサービスが7月6日に発表したのは、テレビやエアコンなどの家電をスマホから操作できるようにする「＋Style マルチリモコン」。脱着式の温度/湿度/照度センサーによる制御のほか壁かけにも対応。プラススタイルの製品とつなぐこともできて、たとえばセキュリティカメラと連動させれば「怪しい人影をセキュリティカメラが検知したらマルチリモコンでライトをつける」ことができます。
そして大きな特徴が「Amazon簡単セットアップ」に対応すること。電源をつなぐだけでWi-Fiに接続できるので、アプリにネットワーク名（SSID）とパスワードを入力する場面がありません。
Amazon簡単セットアップとは
Amazon簡単セットアップは、Amazon.co.jpで対応製品を購入すると、ネットワークのセットアップを完了した状態で出荷するというもの。利用するには、すでにAmazon EchoのようなWi-Fiに接続するタイプのAmazon製品を持っていて、Wi-Fiのパスワードを保存している必要があります。
Amazon簡単セットアップに対応した理由は、やはり「難しそう」というイメージがあったから。
BBソフトサービス取締役執行役員プラススタイル事業本部長の近藤正充氏は、スマートプロダクトに興味がない人のイメージは「価格が高そう」「使いこなせなさそう」「設定・接続が難しそう」だったという同社の調査結果を紹介。このうち「接続設定が簡単になったら使いたいと思うか」と聞くと、半数が「使いたい」と答えたそうです。
そこにひとつの回答としてAmazon簡単セットアップを入れたのが今回の製品。なお、プラススタイル製品としては発売中のLED電球もAmazon簡単セットアップに対応しています。
テレワークに便利な二酸化炭素濃度計、温湿度計も発売
＋Style マルチリモコンとあわせて2機種の新製品も発売しています。1つ目は在宅業務をしている人に向けた家庭用の二酸化炭素濃度計。
+Styleセンサー（CO2・温湿度）
実売価格 1万5800円
色付きの数字でCO2濃度を表示し、CO2濃度が1000ppmを超えてきたらアラートを出します。一般家庭の二酸化炭素濃度は500〜600ppm程度で、1500ppmになると眠気や倦怠感が出るということ。閉めきった部屋では1000ppm程度すぐに超えてしまうそうです。過去のデータもグラフ表示できるようになっています。
同社では自社製品と連携して、たとえば1500ppmを超えたらサーキュレーターをつけるとか、コーヒーメーカーでコーヒーを煎れるといった使い方も提案していました。
もう1つ発売したのは、やはり在宅作業に使える電池式温湿度計。こちらは熱中症対策用です。
+Styleセンサー（温湿度）
4980円
シンプルに現在の温度・湿度がわかり、電池駆動なので家のどこでも置けるところが利点です。温度・湿度ともに過去の推移をグラフ表示できるようになっています。
やはり同社製品とつなげて、温度が高ければスマートカーテンで遮光カーテンを閉めるとか、エアコンの温度を下げるといった連携を提案していました。
7月6日に発売した3製品は、7月18日までは20％オフのキャンペーン価格で販売。キャンペーン期間はAmazonプライムデーにも重なるため、Amazon Echoシリーズなどと一緒に買えば一挙にスマート環境を充実させることもできます。スマート家電が気になってはいたが、接続のハードルが高くて導入していなかった人にとっては格好のチャンスかもしれません。
書いた人──盛田 諒（Ryo Morita）
1983年生まれ。5歳児と1歳児の保護者です。Facebookでおたより募集中。
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