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NEDO、自律運行AI搭載のドローンで配送実験

2022年05月24日 06時23分更新

文● MIT Technology Review Japan

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国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東京大学、イームズロボティクス、佐川急便は、自律運行AIを搭載したドローンを使って荷物を配送する実証実験を実施した。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、東京大学、イームズロボティクス、佐川急便は、自律運行AIを搭載したドローンを使って荷物を配送する実証実験を実施した。 実験では、イームズロボティクス製のドローン「UAV-E6106FLMP」に自律運航AIを実装した機体を使用。福島県相馬市と南相馬市の1.5キロメートル離れた2カ所を往復した。往路では荷物を載せて飛行し、AIによる人物検知、検知後の機体の自動一時停止、飛行再開の機能を検証。復路では荷物を載せず飛行し、住宅など危険度が高い地域を回避する飛行ルートをAIに自動的に作成させる機能を検証した。どちらの実験飛行も、補助者あり、目視外の自動飛行とマニュアル飛行で実施した。 政府は2022年をめどに「有人地帯における補助者なし目視外飛行」(レベル4)を実現する目標を掲げている。今回実験を実施したNEDOなどは、2022年12月をめどに、南相馬市でさらに飛行実績を積みながら、安全な飛行技術の研究開発を目指すとしている。

(笹田)

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