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AMD 400/500最終アップグレードで新たな狩猟に備えよう!

『モンハンライズ:サンブレイク』が高解像度で快適に遊べる、AMDオススメ自作レシピを紹介

文●藤田 忠 編集●市川/ASCII

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 「モンスターハンター」シリーズ最新作の「モンスターハンターライズ」(以下、モンハンライズ)は、2022年1月にPC版が発売された。その大規模アップデートとなる「モンスターハンターライズ:サンブレイク」(以下、サンブレイク)は6月30日に発売予定で、発売まで残すところ約1ヵ月を切った。NPCキャラの背景やフィールドの情報が徐々に明らかになり、狩猟解禁日への期待度は高まる一方だ。

 サンブレイクはモンハンライズと異なり、「Nintendo Switch」とPC(Steam版)が同時に発売されるのが大きなポイントとなっている。Switch版モンハンライズでは、TVモードならフルHD(1920×1080ドット)だが、フレームレートは30fpsになる。その点、PC版なら高精細な4K解像度(3840×2160ドット)や、Switchの2倍のフレームレートとなる60fpsで楽しめるのだ。

 そんなサンブレイクとともにモンハンライズデビューを飾ろうと思っている人や、この機会にPC版への移行を考えている人に、おすすめのPC構成を考えてみたので紹介していこう。

AMDマシンで新たな狩猟に備えよう

 新たにPC一式を組むなら、第12世代インテルCoreプロセッサーをベースにしたLGA1700環境で構成するのも良いが、今回選んだ「AMD Ryzen 最終アップグレード」もおすすめだ。

 2018年以降、AMD Ryzen CPUはPC自作だけでなく、多数のゲーミングBTO PCにも採用されている。AMD 400シリーズのチップセットを採用したマザーボードにも搭載でき、手頃な価格帯の新顔がいくつか出ている。AMD 400だけでなく、AMD 500シリーズ採用マザーボードを搭載したPCの最終アップグレードも狙い目といえるだろう。

 新型AMD Ryzen CPUに加え、AMD Radeonシリーズの動きも活発で、2万円台前半で購入できる最新エントリーGPU「Radeon RX 6400」や「Radeon RX 6500 XT」に、5月10日に解禁された最新メインストリームGPUの「Radeon RX 6650 XT」と、モンハンライズのプレイに適したGPUが登場した。新型Ryzenを使うには、マザーボードのBIOSを最新バージョンにアップデートする必要はあるが、主要メーカーは対応済みなので安心だ。

AMD 400シリーズ採用マザーボードのなかでも人気だった、ASRock「B450 Steel Legend」も対応済みだ

B450 Steel Legendは、BIOSバージョンP4.30で最新AMD Ryzenに対応だ

コストを抑えてモンハンライズを楽しもう

 6コア/12スレッドで2万円台となる新型ミドルレンジCPU「Ryzen 5 5600」や「Ryzen 5 5500」もかなり狙い目といえるが、ここでは遅れてやってきた8コア/16スレッドCPUの本命となる「Ryzen 7 5700X」をチョイスしている。価格は16スレッドCPUだけあって4万3000円前後になるが、TDPが65Wに抑えられており、手頃な価格の空冷CPUクーラーでも十分に性能を引き出せる。ゲーミングだけでなく、画像編集などのクリエイティブな用途もおまかせだ。

8コア/16スレッドのAMD Ryzen 5700X

TDPが65Wに抑えられ、扱いやすい発熱となっているのが魅力だ

16スレッドCPUなら、この先数年は大抵の作業も快適にこなせる。ソケットAM4環境の最終アップグレードにおすすめだ

 
7万円コース レシピ
構成 実売価格
(税込)
CPU AMD「Ryzen 7 5700X」
(6コア/12スレッド、最大4.60GHz)
4万2000円前後
CPUクーラー サイズ「虎徹MarkII Rev.B(SCKTT-2100)」
(空冷、120mmファン、サイドフロー)
4000円前後
ビデオカード ASRock「Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GB」
(Radeon RX 6400、4GB GDDR6)
2万3000円前後
総額   6万9000円前後

 このRyzen 7 5700Xに組み合わせたGPUは、フルHDゲーミングを楽しむのにベストなRadeon RX 6400だ。コストアップが激しいビデオカードのなか、2万円台前半と手頃な価格で、モンハンライズのプレイも十分可能なパフォーマンスを発揮する。

 また、Radeon RX 6400はPCIe補助電源も不要なので、電源ユニットもそのまま流用できるのも良いところ。ここで組み合わせたASRock「Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GB」は、ショート基板&シングルファンを採用するコンパクトサイズなので、多数のBTO PCにも搭載できるのもポイントだ。

扱いやすいショート基板を採用するASRock「Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GB」

セミファンレス機能に対応するシングルファンが搭載

2スロットに収まるサイズなので、干渉を気にすることなく取り付けできるだろう

Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GBは、PCIe補助電源は不要だ

CPUクーラーには、サイズ製サイドフロー型の「虎徹MarkII Rev.B(SCKTT-2100)」を組み合わせている

 Ryzen 7 5800X(CPUクーラー)&Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GBコースなら、総予算は6万9000円で実現できる。

 AMD 300シリーズのチップセットを採用したマザーボードの環境では、マザーボード自体の交換も必要になるが、AMD B550チップセットを採用するASRock「B550M PG Riptide」なら、1万7000円前後とお手頃だ。メモリーやストレージなどといったパーツもそのまま流用できるので、総額8万6000円前後で最新世代にアップグレードできる。

B550チップセット採用のASRock「B550M PG Riptide」。MicroATX規格のモデルで、1万7000円前後で購入できる

大型ヒートシンクで、8フェーズの電源回路をしっかりと冷却する

M.2ヒートシンクを標準装備。この機会にPCIe 4.0×4 NVMe M.2 SSDにアップグレードするのも良いだろう

2基目のM.2スロット(PCIe 3.0×2/SATA 3.0)を装備している

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