プロデューサーでは珍しい再就任、心境をインタビュー

MMORPG「ArcheAge」日本運営プロデューサーに“ルシP”石元氏が電撃復帰、率直な感想や今後の課題を聞いた

2022年04月28日 12時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

「おかえりなさい」のコメントがうれしかった
プレイヤーの意見をどんどん聞きたい

──これから改めてArcheAgeをどういうタイトルにしていきたいですか? また今後の予定もいえる範囲で教えてください。

石元氏:本作の根本的なよさ自体が変化していることはなかったので、よりコミュニティーをつくりやすく、楽しみやすい環境にしていきたいと思っています。そのために、開発元と相談してその環境を実現していきたいです。また、サーバー「Frontier(フロンティア)」と「Utopia(ユートピア)」のサーバー統合を実施します。そのほかにも、この前の生放送で不満点や要望を視聴者さんに聞いたら結構出てきたので、すぐやらないとと感じたものに関してはなるべく早い段階でやります。

 アップデートに関しては、4月実施分は案内させていただいたのでやります。それ以降については、夏前後になるかなと思います。ArcheAgeではロードマップ的なものを出せていなかったりもするので、今後は出せたらいいなとも考えています。

──生放送のお話がありましたが、復帰したときのプレイヤーさんの反応はいかがでしたか?

石元氏:正直、ユーザーさんの反応は生放送をするまで怖かったですが、意外と温かく迎えてくれたので、助かりましたし、うれしかったです。不安はありましたが、「おかえり」というコメントをみていつもの感じで生放送をしていいと確信したので、そのコメントをみたときはホッとしましたね。

 また、復帰してすぐはArcheAgeの今がまったくわからなかったので、まずは復帰の挨拶よりも、プレイヤーさんの意見を聴いて、感覚のズレを直すというのを優先しました。復帰してすぐにやれば、プレイヤーさんも許してくれるだろうなと思ったので。こういうのって、戻ってきてから時間がたってやると、説得力なくなるじゃないですか。なのですぐにやりました。

──ArcheAgeでは、結構ぶっ飛んだオフラインイベントを実施していましたが、印象に残っているイベントはありますか? また今後はどのようなイベントを実施したいですか?

石元氏:確かに色々やりましたが、とくに印象に残っているのは、刀鍛冶を体験したときですかね。正直僕らもワクワクしましたし、ArcheAgeをプレイしていない方も記事を見てくれたようでしたし。今後は、ご時世にもよりますが面白いイベントをやりたいですね。

ドワーフが追加された際に何故か実施した刀鍛冶体験

──楽しみにしています。最後に、プレイヤーや読者さんにコメントをお願いします。

石元氏:遊んでいただいているプレイヤーさんには、ありがとうございますしかないです。その中でご意見や叱咤激励などのお声をいただくのですが、そういった声がないと、改善点などもピックアップできないので、生の声をいただけるのが一番ありがたいです。

 また、本作にはいつ戻ってきても最前線という部分があまりなく、強い意気込みがなくてもフラっと戻れるタイトルなので、今は休眠されているプレイヤーさんも、たまにはやってやるかという感覚で戻ってきてもらえればうれしいなと思います。もちろんこれから初めてプレイされる方も大歓迎です。本作は勢力に優しい人が多く、仲間意識も強いので、きっと歓迎してくれますよ。

──ありがとうございました。

 石元氏が復帰したことで、ArcheAgeがどう変わっていくのかは今後に期待だが、一度離れたタイトルに戻ってきたという経験を活かして、よりよいタイトルにしてくれるだろう。また、今後の目標の1つとして「復帰者を1.5倍~2倍にしたい」とも語っていたので、休眠している人は、この機会に石元氏と一緒にArcheAgeの世界に復活してみてはいかがだろうか。

 また、今までプレイしたことがないという人も、フラっとArcheAgeでののんびりライフを始めてみてはいかがだろうか。

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