原点に回帰した25周年記念作品
4K+HDR対応ディスプレー&ハンコンでやるべし!「グランツーリスモ7」はクルママニアの心を鷲掴みにする良作だ
「グランツーリスモ」シリーズのナンバリングタイトル最新作が、ついにPlayStation 5(PS5)に降臨した。初代PlayStationに登場してから25年。筆者は初代から遊んでいるが、25年経ってもドライビングする楽しさは変わっていなかった。
3月5日に発売された「グランツーリスモ7」(販売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント、8690円)は、原点回帰として、あらゆるクルママニアの心を掴む仕様になっている。
前作の「グランツーリスモ SPORTS」では、オンラインでの対戦やイベントが中心だったが、今作はキャンペーンモードが復活。レースでお金を稼ぎ、車両の購入や売却、チューニングなどができる。ライセンスモードもあるので、腕を磨きつつクルマの収集していくオフラインコンテンツが充実している。
もちろんGTスポーツモードでオンライン対戦したり、イベントへ参加したりすることも可能。クルマも420車種以上収録されており、25年周年を記念するにふさわしい作品に仕上がっている。
これだけのコンテンツ内容だけに、容量も半端ない。発売時からすでに約97GB。バージョンアップにより現在(Ver.1.080.000)は約108GBだ。そのわりには、起動時間はクレジット表示などもあって時間がかかるものの、ゲームのロード時間はそれほど長くない。そのあたりはあまりストレスを感じずにプレイできるだろう。
今回はダウンロード版でプレイ。ダウンロード中に、新要素の「ミュージックラリー」モードを体験してみた。このモードは、音楽のリズムに合わせてドライビングし、音楽終了時点でどのくらい距離を走ったかでトロフィーの色が決まるというものだ。容量がデカいうえに、プレイ環境によっては結構時間がかかるが、その間もグランツーリスモ7の凄さを垣間見られるような仕組みになっている。
最初にプレイする際、ディスプレーの設定を行なう。HDRの調整はもちろんだが、グラフィックスの優先設定がある。「フレームレート優先」は、極力60fpsで表示することを優先するモードで、一部の演出やフォトモードなどではレイトレーシングで表示される。一方「レイトレース優先」にすると、リプレイやデモなどでレイトレーシングを使用して表示される。レース自体には影響しないようなので、リプレイなどでよりキレイな映像を見たいのであればレイトレース優先がオススメだ。
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