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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第46回

リミット解除の爆熱Core i9-12900Kも大丈夫!

【鉄板&旬パーツ】240mm簡易水冷クーラー最強か!? 超ブ厚いPhanteks「GLACIER ONE 240 T30」を試してみた

2022年03月27日 13時00分更新

文● 藤田 忠 写真●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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国内未登場だったPhanteks製オールインワン水冷CPUクーラー

 高い冷却性能や、PC内を彩るLEDなどですっかりCPUクーラーの選択肢として定着しているオールインワン水冷ユニット。人気の第12世代インテルCoreプロセッサーとともに、購入を考えている人も多いだろう。コストを抑えたモデルでは、MSI「MAG CORELIQUID」シリーズが定番だが、今回は240mmサイズラジエーター採用で2万8980円と、かなり高額になるが、冷却性にこだわったPhanteks製オールインワン水冷ユニット「GLACIER ONE 240 T30(PH-GO240T30)」を試してみることにした。

GLACIER ONE 240 T30は、昨年8月に海外で発売されたモデルになる。国内では4ヵ月遅れで取り扱いがスタート。おもにオリオスペックが在庫、販売している

 GLACIER ONE 240 T30は、価格に見合う特徴満載で、ラジエーターは240mmサイズだが標準的な27~30mmよりも厚くなる38mmになっている。単純計算になるが、冷却性能の要となるラジエーターの体積は360mmモデル(394×120×27mm)の127万6560mm3に迫る、124万4880mm3を実現している。

 そのうえ、2基のファンには従来よりも厚い30mm厚となる120mm径ファンの「T30-120(PH-F120T30)」を搭載するとともに、Noctua「NF-A12x25 PWM」などでもおなじみの液晶ポリマー素材(LCP樹脂)となる“ガラス繊維強化液晶ポリマー”をフレームとファンブレードに採用。優れた強度、剛性、寿命を実現している。

 さらにOEM元は自作PC向けオールインワン水冷ユニットの鉄板メーカーであるAsetekで、ポンプには最新のAsetek第7世代ポンプを採用している。ラジエーターとファンを合わせて70mm近い厚さになるため、PCケースは選ぶが、かなり冷却性能が期待できるスペックになっている。

30mm厚の120mmファンと38mm厚ラジエーターを採用するGLACIER ONE 240 T30

ラジエーター、ファンともにぶ厚いので、PCケースの設置スペースは入念にチェックする必要がある

120mm径ファンのT30-120。フレームの厚さを30mmにすることで、ファンブレードを一般的な25mm厚の120mmファンから25%も大型化。それにより、大風量、高静圧を実現しているという

T30-120は、3種類の動作モードをスイッチで切り替えできるのも特徴だ

OEM元は冷却性や静音性に不安のないAsetekだ

ポンプにはAsetekの最新世代を採用。LEDギミックを内蔵するカバーを取り付けられる

GLACIER ONE 240 T30スペック表
製品名 GLACIER ONE 240 T30
型番 PH-GO240T30
対応ソケット Intel LGA1700/1200/115X/20XX/1366
AMD Socket AM4など
ラジエーター
材質 アルミニウム
サイズ 奥行き273mm×幅120mm×厚さ38mm
チューブ長 400mm
ファン
製品名 T30-120
型番 PH-F120T30
数量 2基
サイズ 幅120×高さ120×厚さ30mm
ベアリング デュアルVAPOベアリングシステム
コネクター 4pin PWM(130mm分岐+500mm延長ケーブル)
MTTF(平均故障時間) 150万時間
モードによるファンの挙動
モード Advanced mode Performance mode Hybrid mode
最大回転数 3000rpm±150rpm 2000rpm±100rpm 1200rpm±75rpm
最大風量 101CFM 67CFM 39.1CFM
最大静圧 0.28 inch/H2O 0.13 inch/H2O 0.05 inch/H2O
最大ノイズ 39.7dBA 27.3dBA 11.1dBA

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