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九大が量子計算機の研究センターを開所、社会実装見据え

2022年03月09日 17時52分更新

文● MIT Technology Review Japan

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九州大学は、量子コンピューティングシステム研究センターを開設した。量子計算応用探索・社会連携部門、量子計算アルゴリズム部門、量子計算ソフトウェア部門、量子計算アーキテクチャ部門、量子計算デバイス部門の5部門を設置。アプリケーション、ハードウェア、ソフトウェア、プロセス、デバイスの研究をする。

九州大学は、量子コンピューティングシステム研究センターを開設した。量子計算応用探索・社会連携部門、量子計算アルゴリズム部門、量子計算ソフトウェア部門、量子計算アーキテクチャ部門、量子計算デバイス部門の5部門を設置。アプリケーション、ハードウェア、ソフトウェア、プロセス、デバイスの研究をする。 (1)情報処理基盤としての量子コンピューターのあるべき姿の探求、(2)新しいキュービット(量子ビット)の探索、(3)ハードウェアとソフトウェアの両面を捉えた量子人材育成、(4)量子コンピューティング技術の社会応用展開、などに取り組む。産業応用や社会実装を見据えた上で、量子と現行のコンピューターを連携させ、次世代情報処理基盤としてどのようなシステムを構築すべきか探索していく。 開所を記念して、2022年3月30日の9:00~12:05にオンラインで「センター開所記念シンポジウム(無料)」を開催。国内外の著名研究者による基調講演/特別招待講演/パネル討論を通して量子コンピューター研究の最前線を議論する。

(中條)

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