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インターステラ、ロケットエンジン開発でJAXAと協働

2022年03月03日 06時12分更新

文● MIT Technology Review Japan

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インターステラテクノロジズ(IST)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発に関する協働を開始した。それぞれがエンジンシステムを構成するコンポーネントを設計・製作。JAXAが角田宇宙センターでエンジンシステムとしての組立および試験を実施し、得られた試験結果を両者で共有する。

インターステラテクノロジズ(IST)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小型ロケット用エンジンシステム技術の研究開発に関する協働を開始した。それぞれがエンジンシステムを構成するコンポーネントを設計・製作。JAXAが角田宇宙センターでエンジンシステムとしての組立および試験を実施し、得られた試験結果を両者で共有する。 協働は、JAXAが民間事業者と共同で宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の一環。ISTは2019年2月からJ-SPARCの「フェーズ1」として、小型ロケットエンジンの噴射器、燃焼室、ターボポンプなど、同社の超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」に適用するロケットエンジンの仕様の設定や技術の研究開発に取り組んできた。 2021年12月から2023年にかけて実施する「フェーズ2」では、個々の技術をシステムとしてインテグレートした小型ロケット用エンジンシステムの研究開発に取り組む。構築した技術をZEROの開発に活用し、早期の実機打ち上げを目指す。

(中條)

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