ケーブル充電と比較すると時間がかかるが
置くだけで満充電になる便利さを支持
今回は、現在、筆者のサブ機として毎日活用しているBALMUDA PhoneをQi規格であるCIO Mug Warmerで充電をしてみた。スマホによっては、90%以上バッテリー残量がある場合は充電不可の製品などもあるので、スマホごとに異なる特性は知っておいた方が良いだろう。
また昨今は、バッテリー保全の意味もあり、一般的に90%以上になると著しく充電時間の必要なスマホも多い。またスマホ内のQi用の受電コイルの位置が中央から多少離れている製品もある。しかし何度かやってるうちにその手の問題はほとんど解決するだろう。
ケーブル接続充電に比べて、乗せるだけで充電できる自由度の高いワイヤレス充電は極めて便利だが、一番気になるのはケーブル接続充電と比較して、かなりの充電時間が必要だと言われていることだ。今回、筆者は、CIO Mug WarmerとBALMUDA Phoneのペアでたった一回だけだが、ほぼ満充電までの時間をケーブル接続とワイヤレス充電の両方で比較してみた。
まずBALMUDA Phoneのワイレス充電では、バッテリー残量0%から99%までにかかった時間は「シンプルバッテリーグラフ」アプリで計測したところ4時間22分。一方、CIO Mug Warmer付属のACアダプターとケーブル(Type-C)で直結して充電したところ、100%充電までにかかった時間は1時間43分だった。
今回、限られた環境で実測した限り、ワイヤレス充電はケーブル接続充電に比較して約2.5倍の時間がかかったように見えるが、おそらく満充電ではなく80〜90%充電を目指せば結果は大きく違っただろう。ほかのワイヤレス充電器で過去に比べた実績値でも、1.5倍以上の差があったと記憶している。
ワイヤレス充電は、昨今流行りのSDGs世界に身を置いて考えた場合と、個人の便利さに重点を置いて考えた場合では、その利便性や評価は大きく異なるだろう。個人的にはベッドサイドのテーブルにCIO Mug Warmerを置いて、乗せて置くだけで朝には満充電になってる便利さを推奨したい。
結局のところ、すべてをワイヤレス充電に置き換えるのではなく、ケーブル接続充電とCIO Mug Warmerによるワイレス充電のコンビネーションをいかに使いこなすかが大事だろう。

今回の衝動買い
・アイテム:CIO「ワイヤレス充電器/マグウォーマー」(CIO-MGW-QI10W)
・購入:ケーズデンキオンラインショップ
・価格:3278円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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