文句ナシの圧倒的車内空間
ステップワゴンの魅力といえば3列目シートが床下収納できること。もちろん本作にも、この機構は採用されており広大な荷室空間を得ることができます。
一方、独特な機構のバックドア「わくわくゲート」は廃止され、大きなバックドアに戻りました。リアの形状を見ると、昔のステップワゴンに似ており、このあたりに「ミニバンネイティブ」世代に向けたアプローチを感じます。
インテリア及び装備はAirとSPADAで大きく異なります。室内は水平基調とした拡がりのあるデザイン。ファブリックのシートのAirはカジュアルリビングといった風情。自宅のリビングにいるかのような暖かさ、ぬくもりが感じられるのでは? そして内張などに「STEPWGN」のタグが取り付けられるなど、遊び心もあって、実にフレンドリーな印象を受けます。
SPADAは革製シートに全席USBポートを用意するなど装備が充実。特に2列目シートはオットマンが付いており、まるでVIP気分。さらに3列目シートを横にすれば、寝ることもだって不可能ではありません!
また圧倒的な可動域は、前後だけでなく左右にも自由に稼働可能。これは他社のミニバンよりも可動域が広い印象。ドアの開口面積も広いようで、2列目の人が座ったままでも3列目へ乗降できるのもメリット。さらに3列目シートは「とりあえずある」ではなく、オトナがキチンと座れるばかりか、閉塞感が少ないのも美質です。
このように「#素敵な暮らし」にピッタリのステップワゴン。発売日は未定ですが、年内発売が待ち遠しい1台といえるでしょう。