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パソコンショップSEVENのCOSMOS C700Mを採用した2機種を借りたら、勝手に対決が始まった……

ジサトライッペイ&ハッチのインテルVSAMD論争勃発! Core i9-12900K/Ryzen 9 5950X搭載のハイエンドPCはどっちがスゴイ?

2021年12月30日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ゲームではどちらも快適なプレイを実現
それ以外の用途で強みをみせるZEFT G29ZT

 さて、これではどちらのモデルを選べばよいのかまったく判断が付かない。そこで、実際にゲームをプレイして、ZEFT G29ZTとZEFT R35ZGのポテンシャルを探ってみたい。

 まずは、定番ベンチマークツールの「3DMark」(Version 2.21.7324)からだが、「Fire Strike」のおける両者の差は2~8%と言ったところ。負荷が軽めなFire Strike“無印”で若干差が開くものの、解像度が高くなるにつれて、ZEFT R35ZGはZEFT G29ZTにしっかりと食らいついている。それは、DirectX 12のテストであるTime Spyでも同じ。ZEFT G29ZTは、負荷が軽めのほうがスコアが伸びる印象だ。

「3DMark」(Version 2.21.7324)の結果

 では、実際のゲームではどうなのか、「バイオハザード ヴィレッジ」の結果をみてみよう。ここでは、オプションのグラフィックス自動設定から「限界突破」を選択。そのうえでゲームをプレイし、「CapFrameX」(Version 1.6.6)を用いてフレームレートを取得している。

1920×1080ドットの結果

2560×1440ドットの結果

3840×2160ドットの結果

 その結果だが、1920×1080ドットでは、やはりZEFT G29ZTが若干優位な形となった。ZEFT G29ZTは平均フレームレートが300fpsに迫り、Minimum(1%)も240fps台と非常に高いパフォーマンスを発揮。ZEFT R35ZGは解像度の上昇とともに差を詰め、3840×2160ドットでは完全に横並びだ。どちらのモデルともに、3840×2160ドットでMinimum(1%)が100fps弱と、かなり快適なプレイを実現している。

 続いて「Apex Legends」のテストに移ろう。ここでは、オプションから描画負荷が最大となるように設定してプレイ。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。その結果だが、ゲームの仕様上、300fpsが上限となるのだが、両モデルともに、1920×1080ドットではその上限にフレームレートがほぼ張り付いた状態となった。

1920×1080ドットの結果

2560×1440ドットの結果

3840×2160ドットの結果

 それ以外の解像度をみても、両者はほぼ横並びでApex Legendsにおいては明確な差はあまりみられない。ただ、どちらともに3840×2160ドットの最小フレームレートが144fpsに迫っており、高解像度でもコアなゲーマーでも納得のいくパフォーマンスを発揮している点は評価できよう。

 「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」では、両者で若干の差が付いた。ここでは、描画負荷が最も大きい「最高品質」に指定してベンチマークを実行しているが、ZEFT G29ZTとZEFT R35ZGでは2~4%の差が付いた。とくに、2560×1440ドット以下の解像度で、両者の溝が大きく、このあたりは3DMarkと似た傾向だ。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果

 とはいえ、ZEFT R35ZGは3840×2160ドットでも、スクウェア・エニックスが指標で最高評価とするスコア15000を上回っており、ゲームの快適性になんら懸念はない。

 それでは、ゲーム以外のパフォーマンスもチェックしておこう。まずは、システム全体のパフォーマンスをみることができる「PCMark 10」からだが、今回は無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行している。

ZEFT G29ZTのPCMark 10の実行結果

こちらはZEFT R35ZGの実行結果

 その結果だが、ここではゲームとは異なり両者に大きな差が付いた。総合スコアにおける両者の溝は38%にも達し、i9-12900Kを採用したZEFT G29ZTが優位に立っている。スコアの詳細をみて行くと、とくにProductivityでZEFT G29ZTとZEFT R35ZGの開きが45%ともっとも大きく、オフィスアプリケーションのパフォーマンスではZEFT G29ZTに軍配が挙がる。

 コンテンツ制作の性能をみるDigital Content Creationでは、ZEFT R35ZGがRyzen 9 5950Xの16コア/32スレッドを武器に差を詰めるものの、それでも29%の溝を埋めるにまで至っていない。

 さらに「FFmpeg」を用いた動画のトランスコードをしてみよう。ここでは、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」をプレイした解像度が1920×1080ドットで、フォーマットがMotionJPEGの7分弱の動画ファイルを用意。

FFmpegを用いたトランスコードに要する時間

 このファイルを、FFmpegを用いてH.264/AVCとH.265/HEVCへとトランスコードし、作業が終了するまでの時間を計測した。その結果だが、PCMark 10と同様にZEFT G29ZTが頭一つ抜きん出る形となった。

 その差は、H.264/AVCで17%、H.265/HEVCで27%と結構大きく、とくに後者で5分弱も時間が変わってくる点は特筆すべきだろう。動画のトランスコードという用途では、i9-12900Kを採用したZEFT G29ZTのほうが高いパフォーマンスを期待できるというわけだ。

 最後に、これは両モデルで同じSSDを採用しているため差異はないのだが、「CrystalDiskMark」(Version 8.0.4)を用いてストレージの性能をチェックしておこう。その結果だが、シーケンシャルアクセスは、リードで最大7000MB/秒弱、ライトで最大5300MB/秒ほどと、かなり高速。

CrystalDiskMarkの実行結果

 とくにランダムアクセスが、リードで最大1300MB/秒弱、ライトで1000MB/秒弱と高い転送速度を叩き出しており、ゲームの起動やロードなどでストレスを感じる場面はまったくない。

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