パソコンショップSEVENのCOSMOS C700Mを採用した2機種を借りたら、勝手に対決が始まった……
ジサトライッペイ&ハッチのインテルVSAMD論争勃発! Core i9-12900K/Ryzen 9 5950X搭載のハイエンドPCはどっちがスゴイ?
2021年12月30日 11時00分更新
CPU周辺以外は共通のスペック
ケースにCOSMOS C700Mを採用
その前に、まずはZEFT G29ZTとZEFT R35ZGで共通の仕様について紹介していこう。どちらも、ケースにはCooler Master製のフルタワー「COSMOS C700M」を採用。COSMOS C700Mは、ケースだけの重量が約23.8kgとかなりヘビー級な製品ながらも、フルタワー型としては市場での人気が高いモデル。
フロントパネルの上部および両側が曲面になっている点が特徴で、フロントパネルにあしらった2本のラインと底面部にはLEDが搭載され、それによるイルミネーションはかなり印象的だ。
左側面は強化ガラスを用いた内部がみえるタイプで、どちらのモデルもCPUクーラーにはCooler Master製で簡易水冷タイプの「MasterLiquid ML360P Silver Edition」を採用。360mmサイズのラジエーターが組み合わされ、フロントパネル側に実装。背面には140mm角ファンが1基搭載され、前面から背面へと抜ける強力なエアフローが確立されている。
また、ビデオカードはどちらもASUS製で、GPUに「GeForce RTX 3080 Ti」を採用した「ROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMING」を搭載。人気のROG STRIXシリーズに属するモデルで、ブーストクロックが1815MHzと、リファレンスから150MHzも引き上げられている点が大きな特徴。
ただ、カード長さが318.5mmで、2.9スロット占有タイプと厚みもあるため、サイズはかなり大きい。しかし、COSMOS C700Mであれば、このカードを装着しても、内部空間はかなり余裕がある。
ストレージは、Western DigitalのM.2 SSD「WD Black SN850」の1TBモデルを装着。WD Black SN850は、PCI Express 4.0接続に対応しており、従来のモデルに比べて高い転送速度が期待できる。また、外付けUSB接続で光学ドライブが付属する点は、セブンアールジャパンのこだわりといえよう。
そのほか、ZEFT G29ZTとZEFT R35ZGでは、前者がインテルのZ690チップセット搭載のASUS製「ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI」、後者がAMDのX570チップセット搭載で同じくASUS製の「ROG STRIX X570-E GAMING」を採用している。マザーボードが異なるものの、どちらも2.5GbE対応の有線LANと、Wi-Fi 6に対応した無線LANを装備。スペックを活かすには対応ルーターが必要にはなるものの、高速データ転送が利用できる点は魅力的だ。
なお、システムメモリーは、ZEFT G29ZTはDDR5 SDARM、ZEFT R35ZGはDDR4 SDRAMと、採用している規格が異なっている。このあたりは、CPUに付随して差が付けられている。