OPPOからスマートウォッチ「OPPO Watch Free」が発売されました。1.64インチ(326ppi)の有機ELディスプレーを備えていて、ウォッチフェイスのデザインも豊富に選べるなど、確かに時計ではあるのですが、縦長のスリムなディスプレーやストラップ込みで約32.6gという軽さ、1万円を切る価格などは、スマートバンドに近い手軽さと言えます。
先述したようにウォッチフェイスを自由に変更できるほか、服装などの色にあわせておすすめの文字盤デザインをコーディネートしてくれる「AIコーディネート」機能も備わっています。スマートフォンとの連携機能も充実。着信以外にどのアプリの通知を受け取るか細かく設定できるほか、音楽再生のコントロール、カメラのシャッター、スマートフォンを探すなど、スマホのリモコンとしても活用できます。メインとなるヘルスケア機能では、歩数、運動時間、消費カロリー、アクティビティセッション(アクティブに動いた時間がどのくらいあったか)に加えて、心拍数、睡眠、血中酸素レベル、運動ログが記録可能。エクササイズは100種類以上をカバーしていて、大抵の運動は記録できます。
ペアリングするスマートフォンはiPhone、Androidの両方に対応。どちらもアプリストアから専用の「HeyTap Health」アプリをインストールして使用します。ただしiOS版では、Android版にあるランニングやウォーキングの軌跡を地図上に記録できる「フィットネス機能」や、睡眠時のいびきを記録できる「いびきモニタリング機能」が利用できません。機能をフルに使用したいなら、Androidスマートフォンとの組み合わせがおすすめです。
決済機能こそありませんが、それ以外は一般的なスマートウォッチやスマートバンドでできることが、ひととおり網羅されている印象。5気圧防水で水泳のラップタイムも測れますし、心拍数が異常値を示した場合に通知してくれる機能なども備えています。