日本運営プロデューサー嶋田氏が紙芝居方式でストーリーを紹介

MMORPG「LOST ARK」最新アプデ「ベルン南部」実装直前、心揺さぶられる物語をおさらいしよう!

2021年12月15日 17時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

12月22日の最新アップデートで新大陸「ベルン南部」が実装予定

 ゲームオンが運営する「LOST ARK」は、MMORPGながら個性豊かな主要キャラクターが登場し、ストーリーがとても充実しているのが特徴だ。そして本作では、12月22日の最新アップデートにて新大陸「ベルン南部」が実装予定なのだが、このアップデートで一旦物語の節目を迎え、とても盛り上がるのだという。

 とはいえ、現在バリバリとプレイしている人も、忙しくて少しLOST ARKの世界から離れてしまっている人も、序盤のストーリーなどは少し忘れてしまっているのではないだろうか。かくいう私もその1人で、「何となくは覚えているけど、正確に覚えているかどうかは定かではない」といった感じだ。

 そんな私の現状を予期してかどうかは不明だが、ゲームオンがメディア向けのオンラインキャラバンを実施し、日本運営プロデューサーの嶋田 真人氏が直々に、紙芝居方式でLOST ARKの物語のおさらいをしてくれた。

日本運営プロデューサーの嶋田 真人氏

紙芝居方式でLOST ARKの物語のおさらい!

ミステリアスで可愛い「ベアトリス」との出会い
悪魔軍団を阻止すべく世界中のアークを求めて旅に出る

 嶋田氏はまず、LOST ARKの物語の始まりについて紹介。本作は、主人公(プレイヤー)がアークラシアに「混沌」を広げようとする悪魔軍団を阻止すべく、世界中に散らばっているアークを求めて様々な大陸や国を旅するというのが、物語の大きな柱となる。

 このアークを探すことになるきっかけとなったのが、星の観測者という羽の生えたミステリアスな女性「ベアトリス」との出会い。ベアトリスは、主人公にアークを探してきてほしいと依頼する。

ベアトリス。人物紹介がちょっと気になるが、ひとまずは触れないでおこう

 ベアトリスは「トリシオン」という時空の狭間のような場所から、世界で起きていることを観測しており、主人公はトリシオンに誘われ、ベアトリスから世界の現状を伝えられるとともに、アークを探すこともお願いされる。そして、トリシオンで新たな力(上級クラス)を得て、冒険の始まり地「神聖連邦アルテミス」に降り立つことになる。

 なお、この物語から500年ほど過去にも、同様に悪魔軍団が侵攻してきたことがあり、そのときの出来事は「鉄鎖戦争」と呼ばれている。その際には、悪魔軍団と戦った7人の英雄がいて、彼らのことを人々は「エスター」と読んでいる。

物語の始まり
重要キャラ「アマン」との出会い

 神聖連邦アルテミスに降り立った主人公は、同じくアークを探す司祭「アマン」と出会う。アマンは司祭ではあるものの、実は人間と悪魔のハーフの種族「デラン」で、その真実を隠している。

アマン。確かにイケメンだが、最後の文言が気になる

 主人公は、世界を守ろうとするアマンを信じて、彼とともにアークの痕跡を探して塩砂漠エウディアへと渡り、「ルーテラン」という人間が統治する騎士の国に向かうことになる。このルーテランの国民は、残忍な摂政シュヘリットの統治下で苦しんでおり、シュヘリットは、悪魔「カーマイン」と魔獣軍団長「ヴァルタン」の力を借りることで強力な力を得て、摂政を実現させていたのだ。

カーマイン。やはり最後の文言が気になって、ちょっと嶋田氏の話が頭に入ってこなくなりかけた

 なお、ここで登場する悪魔のカーマインは、普通の悪魔とは違う企みを持って動いているようで、ときには主人公を助けるようなしぐさもみせる、悪魔ながらどういった存在なのか、謎が多くミステリアスな魅力を持つキャラクターとなっている。

 そして、悪魔軍団長のヴァルタンは、先述した500年前の鉄鎖戦争にも出てきた悪魔軍団長の1人。悪魔軍団長は、全部で7人存在し、主人公が旅を続けていくうちに、それぞれの軍団長と対峙することになる。

悪魔軍団長のヴァルタン。急に紙芝居の文言が真面目になった

 ルーテランに向かった主人公とアマンは、ルーテランの正統王位継承者「シリアン」を助けるために、グローリーウォールという場所での戦争に参加することになる。この戦争で見事摂政シュヘリットを倒し、ルーテランはシリアンを新たな王に迎えることで平和を取り戻す。

シリアン。○○派にシリアンも参戦

 そして、ルーテランはこの国の建国者でありエスターの1人だった人物の名前が由来で、主人公は彼(ルーテラン)の陵墓で「信頼のアーク・アスター」を手に入れることになる。

 主人公の活躍により平和が訪れたルーテランだったが、その平和も束の間、ルーテラン東部のボレア広陵に、狂気軍団長クークセイトンが出現。彼が根付かせた闇と狂気は、人々、そしてアマン司祭にまで沁み込んでいく。主人公はボレア城を守り抜くことはできたものの、人々は互いを疑う「疑心暗鬼」な状態となり、悲しいことにセイクリアの異端審問にまで発展してしまう。

ルーテラン東部のボレア広陵に、狂気軍団長クークセイトンが出現

 ここから、主人公は海に出ることになり、様々な大陸や国でも様々な人物と出会ったり、戦ったり、救ったりする。

主人公が海に出て一番最初にたどり着く小人の島「トートイク」

武侠の大陸「アニツ」で蒼天第一剣になったり

機械の国「アルデタイン」で監査官として国を守ったり

そんでもって、ベルン北部で魔力の暴走を止めて

その後シュシャイアーで奴隷たちを解放しちゃったり

魔法の国「ロヘンデル」で悪魔の侵攻を阻止して他国との強力を結んだら

「ヨーン」では魔剣ベルクルーゼの暴走を止めて英雄と言われるようになっちゃって

フェイトンでは侵攻する悪魔を、デランとセイクリア教団と共に阻止し

女性だけの島「パプニカ」では族長を導き、ガーディアンの暴走を止めたりする。最後の数枚はなぜか超駆け足だった

YouTubeのLOST ARK日本公式チャンネルでストーリーがおさらいできる動画を公開!

 以上のように、最後はなぜか超駆け足になった嶋田氏の紙芝居だったが、「とにかく感動したり、ときには泣いたりと語りつくせないので、YouTubeにこれまでのストーリーを紹介する動画を公開していますので、ぜひそちらをご覧ください!」とのことだった。

 なお、このYouTube動画は6話まで公開されており、駆け足人になったパプニカまでのストーリーをじっくりと見返すことができる。ベルン南部実装前にストーリーをおさらいしておきたい、忙しくてプレイできていないけど、復帰する前にどんなストーリーだったか再確認をしておきたいという人は、ぜひ動画をチェックしてみてほしい。

 ちなみに、嶋田氏にLOST ARKで印象に残った場面を聞いてみると「私がストーリーをプレイしていて心を揺さぶられた場面はたくさんあるのですが、とくに記憶に残っているのは、ボレア広陵でたくさんの悪魔軍団と戦う場面です」と答えてくれた。

 その理由は、「MMOはいわゆる『お使い(クエスト)』がたくさんあり、とにかくお使いをこなしていくというイメージを持たれてる方々も多いと思うんですが、ボレア広陵でとてつもなく多い悪魔との死闘によって主人公がピンチを迎えたときに、その“お使い”で助けた人たちが、一気に加勢してくれて、形勢逆転するんです。

 ストーリーを進めるためにこなしていたお使いで出会った人たちが、主人公に恩を感じていて、助けに来てくれるという伏線の回収の仕方が素晴らしくて、そこで私は思わずグワっとこみ上げるものを感じて、涙腺が崩壊してしまいました(笑)」とのことだ。

 そして、ボレア広陵での感動はルーテラン大陸のみのできごとだったが、ベルン南部では全世界(アークラシア)を巻き込み、もっと個性的なキャラクターも登場して再び起こるのだという。

物語は節目を迎え、佳境に

 嶋田氏は「正直、心をすごい勢いで揺さぶられます。この感動を、ぜひプレイヤーの皆様にもぜひ味わっていただきたいです!」と話し、キャラバンを締めくくった。

 ベルン南部は、12月22日の最新アップデートにて実装予定。これまでバリバリLOST ARKをプレイしてきた人も、少し離れていたけどストーリーが気になるから復帰しようと考えている人も、この機会に動画でストーリーをおさらいして、アップデートに備えよう。

 また、12月14日の「Pmangのゲムずめ!」では、ベルン南部に加え、新クラス「ガンスリンガー」などの詳細も紹介しているので、気になる方はぜひコチラもチェックしてみてほしい。

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