シチズン時計(以下、シチズン)の個性的な腕時計だった「クロノグラフ チャレンジタイマー」の復刻モデルが、先頃発売された。夏頃からネット上ではティーザー広告が始まっていたが、うっかりして予約を忘れていた。幸い別件で訪れた銀座ロフト内のオンタイム店頭でネイビー文字盤の「Ref.AN3660-81L」TSUNO CHRONO スタンダードモデル(以降、ツノクロノ)を運よく見つけて、衝動買いした。
クロノグラフ チャレンジタイマーは1973年に誕生した。当時としては珍しいストップウオッチ機能を搭載し、外径38mmの小振りでユニークな腕時計だった。登場した当時のことはほとんど記憶になく、意識し出したのは国産アンティーク腕時計として一部の人達が注目し始めた、2000年以降だったように記憶している。
世界各国が宇宙開発に積極的に取り組み「スペースエイジ」とも呼ばれた1960〜70年頃は、腕時計産業界でも初のクォーツ腕時計が登場し、未来の腕時計産業を大きく変える100年に一度の大変革の始まりの時代だった。
当然、世界各国では多くの個性的な腕時計が生まれた時代でもあり今もコレクターの興味を引く素晴らしい腕時計が多い。筆者もこの時代の腕時計が大好きで、今もいくつかの腕時計を日常使いの実用品として愛用している。それら全てが極めてスペシャルな存在で優劣をつけるのは難しい。
そんな地球も人も活気があって元気だった時代にシチズンから登場したクロノグラフ チャレンジタイマーの復刻モデルが、当時の国内でのニックネームをそのまま商品名に冠した「ツノクロノ」だ。
筆者にはブランドネームなのかグループネームなのか判断がつかないが、ツノクロノは同社のユニークな複数の腕時計を集めた「レコードレーベル」というグループの腕時計のひとつとして位置づけられている。使わない時は小さく折り畳める三角柱型のケースに入って販売されており、取説の同梱はない。案内の中にあるQRコードでPDFをダウンロードする仕組みだ。

この連載の記事
-
第854回
トピックス
それでも現金を持たざるを得ない現況で、ジッパー付きセキュリティポーチ靴下を衝動買い -
第853回
トピックス
3COINSのクリアワイヤレスキーボードが1000円に値下がりしたのでまた衝動買い -
第852回
トピックス
価格は優秀、剃りは凡庸 USB充電可なシャオミ製電動シェーバーを衝動買い -
第851回
トピックス
出張も旅行もこれ一台! 「クリップ型USB Type-C充電器+タップ」を衝動買い -
第850回
トピックス
年初にAndroid搭載のカラーE Ink端末「Bigme B751c」を衝動買いして9ヵ月使ってみた -
第849回
トピックス
理論派が作った“変態ピック”を半世紀ベーシストが衝動買い -
第848回
トピックス
“ケーブル紛失ゼロ”の未来系SSDケースを衝動買い -
第847回
トピックス
北欧製の密閉縦型製氷皿“アイスブレーカー”を衝動買い -
第846回
トピックス
今も愛用のThink手帳に迫るブギーボード「BB-21」を衝動買い -
第845回
トピックス
レガシーなタフスマホ「TORQUE G04」を5980円で衝動買い -
第844回
トピックス
EVERINGを衝動買い更新! NEON BUZZで“指先決済”を3年延長 - この連載の一覧へ














