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クリーンベースつき「ルンバi3+」7万9800円に:

ルンバ本気の値下げ 最大2万円安く

2021年10月08日 11時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII.jp

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 アイロボットジャパンが10月8日、スタンダードモデル「ルンバe5」「ルンバi3」シリーズの値下げを発表しました。ルンバe5は1万円引きで3万9800円、ルンバi3は2万円引きで4万9800円、自動ゴミ収集機「クリーンベース」つきのルンバi3+は同じく2万円引きで7万9800円になります。

 2018年発売のルンバe5はアイロボットのベストセラーモデル。ゴム製デュアルアクションブラシ、洗えるダストカップを採用し、吸引力はエントリーモデル「ルンバ671」の5倍です。

 2021年発売のルンバi3はアイロボットの最新スタンダードモデル。フロアトラッキングセンサーを備え、部屋の空間を把握しながら掃除ができます。天板はかわいいファブリック調。

 ルンバi3+はゴミを自動収集するクリーンベースがつき、約半年間ゴミ捨てが不要になるモデル。クリーンベースつきモデルを展開している競合と比べても競争力のある価格になりました。

 3機種ともカメラセンサーを搭載せず、高度なマッピング機能や物体認識機能などは持たないものの、ルンバの標準的な機能を備えた売れ筋モデルです。ルンバ担当者も「本気」だと語る、かなり思いきった値下げ。背景には、最近勢力を強めている中国系メーカーの存在がありました。

 いまインターネットでロボット掃除機を探すと、安いものでは1万円台、レーザーセンサーつきの高度なモデルでも3万円台で見つかります(詳しくは小特集・格安ロボット掃除機をどうぞ)。中国系の新興メーカーも多く、初めて名前を聞くようなところが大量の星を獲得しています。

 アイロボットでは「競合(主に中国系)のプレイヤーがコロコロ変わるような状況」は「生活者にとってあまり喜ばしい状況ではない」とした上で、「安かろう悪かろう的なロボット掃除機を買ってしまったお客様のイメージを刷新したい」と、決断に踏み切った理由を説明していました。

 また、アイロボットは2023年までにロボット掃除機の世帯普及率10%達成を目指しており(2020年時点で6.7%)、値下げを通じてユーザーの裾野を広げたいという思いもあるようです。

 アイロボットでは値下げに際して「暮らしを、もっとあなたらしく」という新たなスローガンを掲げ、掃除をロボットにまかせることで自分らしい暮らしをしようというメッセージを打ち出しています。日々ロボットに助けてもらっている身としては完全同意。まだロボットデビューしていない人は値下げをきっかけに色々なモデルを見比べてみてはどうでしょう。

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