日本HPは9月15日、大判プリンター「HP DesignJet Z9+ Pro」を発売した。
プリントサービスプロバイダー(PSP)や地理情報システム(GIS)事業者向けの大判64インチプリンター。「RGB HP Vividフォトインク」を採用することでPANTONE色域の93%を再現可能となり、前世代よりも色域が26%向上。高精細ノズルアーキテクチャー(HDNA)のプリントヘッドやデュアルドロップ技術などの追加機能により、ライト系のインクなしでも明瞭なディテールと鮮やかなコントラストによる印刷を実現する。さらに印刷速度の高速化も図られており、従来機(HP DesignJet Z6810)が1時間あたり12平方メートルだったのに対し、14.1平方メートルを実現。
印刷ジョブに合わせてICCプロファイルをカスタマイズし、色精度と一貫性を実現できるほか、上質で均一な光沢を生み出すためにオプションでHPのグロスエンハンサーアップグレードキットも用意される。また、HP PrintOSのモバイルアプリによって、PSPはパフォーマンスの監視、問題の対処、メディアプリセットのリモート共有といった管理が可能。
クラウドベースのソリューションにより印刷業務をリアルタイムに一覧で確認可能。高いデータセキュリティー性能やネットワーク保護機能も備えており、とくにGIS事業者に適しているという。価格は239万5800円。