10月7日に発売を迎えるオープンワールドFPSの最新作
注目のFPS「ファークライ6」を最速プレイ! 大規模マップや戦略性に富んだ銃撃戦、ゲリラ革命を描くストーリーに圧倒された
遊び応え抜群のミッション
プレビューイベントでは、序盤のメインミッションをいくつかプレイできた。要塞の侵入ミッションや、農園の襲撃など、ファークライシリーズらしいミッションは健在で、ファンのみならず初見の人も極上のスリルが味わえるはずだ。
戦闘面ではステルスか戦闘のいずれかのプレイスタイルを選択できる。これもまた、ファークライシリーズの特徴だ。後ろからこっそり忍び込んで敵を1人ずつ倒す、重装備で敵陣に突っ込んで大暴れするなど、どうプレイするかはプレイヤー次第となっている。
序盤とはいえ、プレビューで体験したミッションはかなり楽しく、製品版を待ち遠しく感じたものだ。ストーリーラインに沿ったシリアスなものから、ファークライならではのクレイジーなものまで、最後まで飽きさせないミッションが多い。なかでも「アミーゴ」という動物の相棒が登場するサブミッションはかなりのぶっ飛び具合で、笑いすぎてお腹が痛くなった。
シリアスとユーモアが混ざったゲーム性に、新たな要素が加わったことで従来作とは一味違う面白さを実感できた。ほかのミッションもそうだが、今回体験できなかった都市部での戦闘も楽しみすぎて仕方がない。
こちらもプレビューでは体験できなかったが、従来作と同じく本作もCO-OPプレイが可能だ。ソロだけでなく、友だちを誘ってファークライ6の世界を練り歩いたり、大暴れしたりするのも一興といえよう。
子犬やワニ、ニワトリが相棒!?
前作の「ファークライ5」では一部の動物をペットにできたが、本作でもその要素はしっかり引き継がれている。ペットにできる動物はアミーゴと呼ばれており、プレビューではアミーゴであるワニの「グアポ」、ダックスフントの「チョリソー」、闘鶏の「チチャロン」と共闘ができた。戦闘時、対象の敵兵士を指定すれば、お供のアミーゴが「一仕事」してくれる。
プレビューで一番衝撃を受けたアミーゴは、グアポだ。指定した獲物を襲って食らいつく様が妙に生々しく、グアポが味方でよかったと安堵するほどだった。だが、こういう血気盛んなアミーゴを愛でると、なぜか癒しを感じてしまう。なぜだろう、ファークライシリーズのカオスに浸りすぎたせいだろうか……? ともかく、アミーゴの力を借りるのも悪くなさそうだ。
アントン・カスティロの悪行に期待!
ファークライ6は期待値を上回る出来だった
ファークライ6は、これまでのファークライシリーズに新たな旋風を吹き起こすであろう注目タイトルだ。ゲリラ革命をテーマにしたストーリー、戦略に富んだ銃撃戦、広大なオープンワールドといった、ファークライシリーズの醍醐味はさらなる進化を遂げている。序盤の掴みもプレイフィールも良好で、ファークライシリーズファンである筆者の期待を大きく上回る出来だった。ファークライシリーズの新作を待ち望むファンを満足させるにちがいない。
最も気になるのは、アントン・カスティロというヴィランの存在だ。アントン・カスティロを演じているのは、俳優のジャンカルロ・エスポジート。彼は海外ドラマ「ブレイキングバッド」で悪のカリスマを演じ、強烈な印象を与えて大ブレイクを果たした。筆者はジャンカルロ・エスポジートの大ファンで、映画やドラマで彼の姿を見るたびに鳥肌が立ってしまう。そんな彼がファークライシリーズのヴィランに抜擢されるとは夢にも思わなかった。
ファークライ6で、ジャンカルロ・エスポジート=アントン・カスティロはどのような悪の美学を披露するのか、はたまたプレイヤーたちの良心にどのような悪影響をもたらすのか。それらを考えれば考えるほど、ファークライ6に対する期待値はどんどん増していく。ああ、10月7日が待ち遠しい……。
ゲーム情報
タイトル:ファークライ6
ジャンル:アドベンチャー/オープンワールド/シューター
販売:ユービーアイソフト
プラットフォーム:
PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Epic Games Store/Ubisoft Store)
発売日:2021年10月7日
価格:9240円(パッケージ版/ダウンロード版)
CERO:審査予定
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