国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構、ポットスチルとともに
シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN」を活用したドライバーエージェントシステムによる運転行動改善効果を検証する実証実験
2021年08月04日 14時50分更新
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構およびシャープ、ポットスチルは、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用したドライバーエージェントシステムによる運転行動改善効果を検証する実証実験を、8月30日より開始する。
本実証実験では、これまでの実証で得られた知見をベースに名古屋大学未来社会創造機構が実験計画を策定。シャープが、ロボホンをドライバーエージェントシステムとして活用するためのアプリケーションを開発・配信し、ポットスチルが収集したデータを分析。
公募により選出した50名のロボホンオーナーが普段の運転時に使用し、全国の公道で実証実験を行なうという。
実験ではロボホンを通じ、注意喚起や運転行動への示唆などの「運転中の支援」に加え、運転後の運転評価などの「振り返り支援」を行なうことで、運転者に危険な運転への気付きを与え安全運転を促し、運転者の行動変容効果を検証する。
また擬人化HMI(ヒューマンマシンインターフェース)からの指摘の方が受容されやすいことから、ロボホンを介すことでドライバーエージェントシステムによる運転評価やアドバイスの受容性が高まることを確認するとしている。
そのほか、ロボホンが同乗することで、音声ナビ機能などでは得られない同乗者効果のほか、ロボホンとオーナー間の関係性の強化なども検証される。