ワークスモバイルジャパンは7月27日、いすみ鉄道に「LINE WORKS」が導入されたと発表した。
いすみ鉄道は、千葉県の大多喜町といすみ市を結ぶ第三セクター鉄道会社。国鉄型ディーゼルカーを運行することから全国の鉄道ファンや写真愛好家を中心に人気を博し、観光事業にも注力している。これまで業務に関するあらゆる連絡事項を紙で回覧・管理していたが、よりスピーディーかつ円滑な情報共有の実現に向けて、ITに不慣れな従業員でもスムーズに扱えるコミュニケーションツールを検討した結果、多くの従業員がプライベートで使い慣れている「LINE」に近い操作性を有するLINE WORKSを導入したという。
LINE WORKSの導入で、これまで回覧板で共有していた事業運営に関わる情報のやりとりをチャット(トーク)に置き換えることでペーパーレス化を促進。将来的に印刷費用のおよそ45%削減を実現する見込みとしている。
また、リアルタイムに情報を共有できるため、いすみ鉄道の名物である菜の花や桜の開花情報を全従業員が把握して乗客からの質問に誰でも対応できる環境を整えることで観光案内のサービス向上につなげている。SNS管理チーム用のトークグループを作成することでSNSで使用する写真選別に関する意見交換が活発に行ない、意見交換による投稿内容の質の向上に加えて目標の共有・投稿へのモチベーション維持につながるなど、SNSのフォロワーがLINE WORKS導入前と比べておよそ60%増加しているという。
LINE WORKSでは、いすみ鉄道の導入事例をインタビューを交えて紹介している。