作りが「NF-A12x25」に似ている
Thermaltake「TOUGHFAN 12」
続いては、昨年末にThermaltakeから発売されると同時に、見た目や作りがNoctua「NF-A12x25」と非常に似ていると話題になった「TOUGHFAN 12」だ。当然、フレーム形状など細部は異なるが、近いスペックで、2500円前後と安価かつブラックベースのカラーと、惹かれるものがある。
製品情報 | ||||||
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メーカー | Thermaltake | |||||
製品名 | TOUGHFAN 12 | |||||
製品情報 | https://jp.thermaltake.com/toughfan-12-high-static-pressure-fan-single-pack.html | |||||
口径 | 120mm | |||||
回転数 | 500~2000rpm | |||||
風量 | 58.35CFM | |||||
静圧 | 2.41mmH2O | |||||
軸受 | 第2世代ハイドロリックベアリング | |||||
騒音値 | 22.3dBA | |||||
耐久性 | MTBF 4万時間(25度) | |||||
製品保証 | 2年間 | |||||
製品保証 | 2500円前後 |
高速回転による形状変化が少ないLCP素材を採用する9枚仕様のファンブレードや、風の損失を極限まで少なくするフレームとファンブレード間の隙間など、「NF-A12x25」の魅力を多く再現しつつ、2500円前後という価格なのがポイントだ。軸受は、Thermaltakeが第2世代ハイドロリックベアリングと呼ぶ軸受を採用する。そのためか、耐久性は25度環境で4万時間と短めになっている。
また、Thermaltake製ファンは、ほかで使われている修理できないシステムの寿命目安として使われるMTTF(平均故障寿命)ではなく、故障から次の故障が発生するまでの時間となるMTBF(平均故障間隔)で表記している。そのため横並びの比較はできないが、製品保証期間は、ほかの高級ファンが5~6年間のところ、2年間とかなり短くなっている。さらにショップスタッフからは、高級ファンでは珍しい初期不良も若干あるという声も。最終評価は実機テストの結果次第だが、耐久性はコストとトレードオフかも知れない。
140mm径の「TOUGHFAN 14」も注目
高級ファンは120mm径が主流だが、「TOUGHFAN」シリーズには、140mm径もラインアップされている。1基あたり2800円と高額だが、「TOUGHFAN 12」のベースになっている「NF-A12x25」シリーズの140mm径モデルが未登場だけに、その性能は非常に気になるところだ。
製品情報 | ||||||
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メーカー | Thermaltake | |||||
製品名 | TOUGHFAN 14 | |||||
製品情報 | https://jp.thermaltake.com/toughfan-14-high-static-pressure-radiator-fan-single-fan-pack.html | |||||
口径 | 140mm | |||||
回転数 | 500~2000rpm | |||||
風量 | 119.1CFM | |||||
静圧 | 3.54mmH2O | |||||
軸受 | 第2世代ハイドロリックベアリング | |||||
騒音値 | 33.2dBA | |||||
耐久性 | MTBF 4万時間(25度) | |||||
製品保証 | 2年間 | |||||
製品保証 | 2800円前後 |
ファンブレード形状や厚さは「TOUGHFAN 12」と「NF-A12x25 PWM」とは、まったく異なっているが、ファンブレードに使われている材質の質感は同じで、9枚のブレードを採用している点も同じだ。特徴的なフレームとファンブレードの隙間は、さすがに0.5mmではないが、140mm径としては十分狭くなっており、140mm径トップクラスとなる大風量と高静圧を実現している。
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