ユーザックシステムは6月24日、Amazon取引企業向けEDIシステム「amazingEDI」を発表した。EDIデータの送受信、出荷検品、ラベル発行と、Amazonとの取引に必要な機能をオールインワンで提供。
Amazonと取引するベンダー(Amazonへ商品を卸す企業)のビジネスの成長が加速しているが、取引量の増加により出荷の現場ではベンダーセントラルでの業務では登録ミスによる遅延や残業の発生など、多くの課題を抱えているという。Amazonではベンダーセントラルのほかにファイル転送式のEDIシステムが存在しており、これを導入することで問題はある程度解決できるが、AmazonのEDIシステムはいわゆる日本標準のEDIと異なる独自の方式であることから、対応しているソフトウェアや開発ベンダーも多くないという問題がある。
ユーザックでは、Amazonとの取引業務の効率化プロジェクトを手掛けた10数年の実績とノウハウを集結してパッケージ化を進め、Amazon取引専用とすることで必要な機能を絞り込みノンカスタマイズでリーズナブルに業務効率向上を支援する「amazingEDI」を開発。カスタマイズ不要でアマゾンとの通信を実現可能するほか、Amazonが要請する業務フローを採用して通信以降の処理も完結できるようにしている。さらに業務に必要な無線ハンディーターミナル、ラベルプリンターもセットにすることで導入しやすい価格を実現。
価格はソフトウェアが100万円(1年)/450万円(5年)、サブスクリプションで提供する。ハードウェアは60万円(買取:無線ハンディターミナル×2、アクセスポイント、ラベルプリンター、周辺機器)。8月の出荷を予定している。











