アドバンスソフトウェアは6月16日、Excelファイル生成コンポーネント統合パッケージ「ExcelCreator 11」をリリースした。価格は1クライアント開発ライセンス7万400円。
ExcelCreator 11は、.NET 5、.NET Frameworkのプログラム上でExcelファイルを高速に作成できるコンポーネント。Excelファイルの新規作成はもちろん、既存のExcelファイルをオープンし、値の設定や取得をして上書き保存および別ファイルとして保存(オーバーレイオープン)することもできる。また、フォント/書式設定/ページ設定といったExcelの主要機能の設定や、シート/行/列の操作や数式の設定、図/オートシェイプの挿入も可能で、PDF/HTMLファイルの出力にも対応する。
収録バージョンは、.NET 5 環境に対応したExcelCreator 11.0 for .NETおよび、従来の.NET Framework環境に対応したExcelCreator 10.0 for .NETのふたつ。Windowsのほか、Linux上でも動作可能だ。なお、ExcelCreator 11を組み込んで開発したアプリケーションをサーバーに配置して使用する場合は、別途サーバーライセンスが必要になる。
Excelをインストールせずに利用できるため、Windowsアプリケーションからウェブアプリケーションまで、Excelを有効活用したアプリケーション開発を支援するとしている。また、クラウドやサーバー上のアプリケーションでも使用可能だ。
ExcelCreator 11.0 for .NETに付属のコンポーネントと、Excelオブジェクトの処理速度の比較は以下のとおり。検証環境は、インテルCore i5-4460/16GBメモリー/Windows 10 Pro 64bit。