日本HPは6月1日、同人誌印刷の大手である栄光に「HP Indigo 7K デジタル印刷機」を導入したと発表した。
栄光は1975年に広島県福山市で創立し1987年より同人誌事業に参入。業界に先駆けて同人誌のオンライン受注を2011年に開始し、現在では全国2万人の漫画同人誌作家を顧客に持ち、オフセット印刷技術を駆使した高品質な商品を提供。対応ロットは大部数から小部数まで多岐にわたり、短納期、低価格を特長として毎月数千件のオーダーに対応。
制作ツールのデジタル化と進化により、漫画同人誌作家がより高精彩、広色域の高品質なカラー印刷を求めるなかで導入を決定したという。HP Indigo 7K デジタル印刷機は、RGB色域の再現に最適な特殊インキであるビビッドピンクやビビッドグリーンに対応し、色鮮やかなカラーを高品質で印刷することが可能。
栄光ではHP Indigoデジタル印刷機の導入により、オフセット印刷からデジタル印刷への移行を加速。製造体制の全体最適化による生産性向上、サービス範囲の拡充や付加価値の提供により、さらなる顧客満足度の向上を目指すという。
