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D1グランプリ2021 TOYO TIRES密着レポート! 第2回

2021年のD1GP開幕! TOYO TIRESの藤野選手シリーズランキングトップに

2021年06月05日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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Team TOYO TIRES Driftの藤野選手と86

 日本で生まれたドリフト競技の最高峰「D1グランプリ」(以下D1GP)の2021年シーズンが遂に開幕しました! 今年もASCII.jpはTeam TOYO TIRES Driftの川畑選手、藤野選手を全力で応援! 4月24~25日に開催された開幕戦での両選手の活躍をレポートします。

Team TOYO TIRES Driftの川畑選手とGRスープラ

今年もマシンにはASCII.jpのステッカーが! しかも藤野選手のマシンには2ヵ所も!

奥伊吹に響き渡るスキール音
2021年も白煙巻き上げ開幕!

奥伊吹モーターパークに設けられた特設コース

コースレイアウトと、ゾーンおよびセクターの設定

 開幕戦の舞台は、滋賀県にある奥伊吹モーターパーク。関ヶ原ICから山道を登ること30分にある、冬期はスキー場としてにぎわう場所が、今回の戦いの舞台になります。大会は広い駐車場の一角で行なわれ、昨年初開催されたコースと同じレイアウト。その時は無観客試合でしたが、川畑選手が大雨の中でGRスープラに初優勝をもたらしたゲンの良いコースです。

Team TOYO TIRES Driftのピット。右側が藤野選手のマシンだ

 開幕戦では、ニューマシンや新体制などでピットは賑わいます。中でも注目を集めたのは藤野選手。長年愛用していた180SX(RPS13)から、トヨタ86(ZN6)へとチェンジしたのですから。もともとポンちゃんの愛称で親しまれていたタイ人ドライバー・Daychapon Toyingcharoen選手のマシンなのですが、これを藤野選手がリメイク。日産のエンジンVQ38DETTをベースとする1000馬力オーバーのパワーはそのままに、足回りは大幅に改良したとのこと。藤野選手は「あまり走れていないんですよ。勝ちを狙うのは言うまでありませんが、まずはセッティングを見つけることを優先したいです」とのこと。

川畑選手のGRスープラ

川畑選手のマシンをメンテナンスする「俺だっ!レーシング」は、今年からGRスープラ2台体勢に

 一方、川畑選手は、シーズンオフ時にフロント回りの足回りを見直して準備万端といったところ。また川畑選手のマシンをメンテナンスする「俺だっ!レーシング」は、シーズン通してエヴァRTとの2台体制。よりデータが取れる体制となりました。

RE雨宮の総帥にして、ロータリーの神様こと雨宮勇美さん

とてもコースに近い場所に設置されたRE雨宮特設応援スタンド

RE雨宮のマシンが走ると、レジェンドドライバーの野村さんが太鼓をたたいて応援!

レース前にはドライバーと雨宮さんとの記念撮影も

マシンの試座体験も行なわれた

 TOYO TIRESがサポートする選手たちに目を向けると、「ロータリーの神様」こと雨宮勇美さん率いる「Team RE雨宮 K&N」と、そのドライバーである松井有紀夫選手を応援する特別席「RE雨宮応援スタンド」が登場。通常スタンドよりもはるかに近い場所で観戦できるほか、マシンの試座や個別での記念撮影などができるとあって、人気を集めていました。

松山北斗選手とGRスープラ

 トヨタに勤務するテストドライバーでもある松山北斗選手(FAT FIVE RACING 所属)はD1復帰2年目。マシンは昨年同様GRスープラで、昨年以上の活躍に期待です。

TOYO TIRESを履く川島将貴選手

 ニューカマーの中で注目は川島将貴選手(Team M2 Racing 所属)。川島選手は、2019年にD1GPの直下のカテゴリーであるD1ライツで初優勝。当初は昨年D1GPへステップアップする予定でしたが、コロナの影響で1年延期し、満を持しての参戦。マシンはこちらもGRスープラ。気づけばGRスープラは5台も参戦する一大勢力となりました。

昨年のチャンピオンチームであるTeam ORANGE

 シーズンのライバルに目を向けると、昨年のシリーズチャンピオンを獲得した小橋選手と末永直登選手のTeam ORANGE、2018年と2019年の2年連続でチャンピオンを獲得している横井選手と末永正雄選手のD-MAXは、昨年同様の体制ながら、熟成が進んでいる様子。また松山選手のチームメイトである斎藤太吾選手は、タイヤメーカーをチェンジ。昨シーズンはタイヤに泣かされていたので、脅威になることは違いありません。

 D1グランプリは、単走決勝と追走トーナメントの2つの競技で構成されています。追走トーナメントへ進出するには、単走決勝で上位16台に残らなければなりません。では、レースの模様を振り返ってみましょう。

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